昨夏、カタールの王族によって買収されるという、クラブ史に残る転換点を迎えたマラガだったが、今季まさかの不振に陥り、ポルトで実績を残したジェズアウド・フェイレラ監督は半年も経たずに解任。前レアル・マドリー監督のマヌエル・ペジェグリーニが後任に就くもなかなかチームを立て直せず、3月まで最下位に沈んでいた。しかし、終盤戦にようやくチームが噛み合いだし、32節からは5連勝。最終的に11位でシーズンを終えている。
そのマラガは20日、Nikeと2011-12シーズンからのサプライヤー契約を結んだことを発表。今季まで契約していた中国のスポーツ用品メーカー、Li-Ningは他にもエスパニョールや2部のセルタにウェアを提供しており、来季からはさらにセビージャも加わることになっていたのだが、代わりにマラガが抜ける格好となった。
左からジュリオ・バチスタ、マレスカ、そしてカンテラ出身のレシオ。
23日のイベントで早くも発表された、マラガの2011-12モデル。
水色と白のホーム、鮮やかなピンクのアウェイ、紺にV字の入ったサードというラインナップで来季、『逆襲のマラガ』が始まる!…はずなのだが、よく見てみるとこれらはいずれも市販のテンプレートを使用したシンプルなデザインばかり。新規契約の場合、サプライヤー側もある程度気合いの入ったモデルを用意してくることが多いため、ユニフォームファンの間では「これは仮の姿に過ぎないのでは?」という声も挙がっている。
イベントの様子。
(筆:Qoly編集部 O)