2011年7月7日(木) - エスタディオ・グアダラハラ(グアダラハラ)
Uruguay
3
1-0
2-0
0
Brazil
アルバレス(PK)
サン・マルティン
メンデス
20'
72'
90+5'
得点者








準決勝一試合目は南米勢同士の対戦となった。結果はウルグアイが大量3得点でブラジルを破って完勝。試合の内容では大きな差はなかったが、相手のミスや少ないチャンスをことごとく生かした。シュート数では10対27、枠内シュート数も5対22と大きな差がついたが、スコアはまったく逆であった。

ウルグアイは例によって守備的な戦いを選択。しかし守り方は先日のウズベキスタン戦とは逆に、激しいボディコンタクトによって相手の自由なパス回しを抑え、ボールを奪ってカウンターに持ち込むというもの。守備的ではあったが、リスクをかけたやり方であった。

ボールポゼッションの面では劣勢に立たされたが、20分に幸運なチャンスを得る。長い距離から放ったシュートを、ブラジルのGKシャルレスが軽率なファンブル。すかさずペナルティエリアに詰めたアギーレが慌てたシャルレスに倒され、PKを獲得することに成功。アルバレスが冷静にシュートを決め、貴重な先制点を奪った。

リードを奪ったことによってさらに守ってカウンターという立場が純粋になり、後方に人数をかけてブラジルの猛攻を弾き返し続けると、終盤にまたチャンスがめぐってきた。72分、フリアが左サイドでボールキープし、中央にパス。バイタルエリアで受けたメンデスが縦に仕掛けてDFをひきつけ、右に展開。サン・マルティンが角度のないところからファーポストに見事なシュートを決めて2点目。メンデス、サン・マルティンと途中出場の2人が得点に絡み、采配もピタリ的中であった。

試合終了間際にも更なる得点が生まれた。クベロの長いスローイングをハーフウェー付近中央でメンデスが収め、右サイドにスルーパス。スペースに飛び出したサン・マルティンが逆サイドに送り、アギーレが受けてGKをひきつけてパス。中央に飛び込んだメンデスがシュートに持ち込み、ゴールに決めた。

決してブラジルのパフォーマンスが著しく悪かったというわけではない。シュート数にも現れているとおり終始攻勢であり、大会序盤と比べれば連携もコンディションも上がっている。ドリブル突破とワンツーで何度もウルグアイを崩しかけるところまではいったが、決定力を欠いた。

(筆:Qoly編集部 K)

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