今週末のFAカップ、レイトン・オリエント戦(3部)にブロムリーFC(実質6部)イレブンは奇抜なヘアースタイルで臨む予定だ。
ルーニーやリオ・ファーディナンド、アシュリー・ヤング、ジャーメイン・デフォーらのヘアーカットも担当する美容師ダニエル・ジョンソンによって後頭部にQRコードが刈り込まれ、携帯電話でこのコードを読み取ると、インターネット・ベッティング・エクスチェンジ(賭けの場を提供する企業)大手 Betfairのモバイルサイトへアクセスする仕組みとなっている。要は選手の後頭部と髪の毛を利用したユニークな方法でスポンサーをゲットしたというわけだ。
1時間以上をかけてカットを仕上げたジョンソンは「フットボーラーをスタイリングすることには慣れているよ。変わった要求をされることもあったけど、このQRカットは自分のスキルを試すにはいい機会だね」と話す。
ブロムリーの指揮官マーク・ゴールドバーグはもしこのスタイルで試合に敗れれば批判は免れないことを承知しつつも、長い目で見ればこのスポンサーシップはクラブの助けになると主張する。
「この試みはクラブによって大きなタイアップといえる。やり方は少し変わっているけど、それでも大きいんだ。選手たちにこのことを話した際、彼らはショックを受けていたが、その後クラブにとってどんな意味をもつのかを理解し、土曜日に待っている今シーズンのビッグマッチでお披露目することを楽しみにしてるよ」
一方、スポンサー協力を申し出たBetfairの広報担当アレックス・ベイクは「みんな番狂わせは好きなはずです。下部リーグのクラブをサポートしたいと思ってきましたが、これはまさにパーフェクトな機会です」とこの試みが意義あるものだと話した。Betfairといえばテベスユニを回収しちゃうあの企画をぶち上げた企業でもあり、これからも要注目といえそうだ。
(筆:Qoly編集部 I)