国際サッカー選手協会は2月25日、試合中のヒジャブ着用を許可するようFIFA、並びにIFAB(International Football Association Board/国際サッカー評議会)に要請した。
ヒジャブはイスラム教国家において、女性が顔を隠すために着用しなければならないスカーフの一種。FIFAは接触の際に首が絞まる恐れがあり、体温を上げてしまうという理由から2007年に試合中の着用を禁止した。
昨年6月にはイラン女子代表チームがヨルダンとのロンドン五輪アジア2次予選で外すことを拒否し、審判が試合を中止する事件が発生。結局没収試合となり、イランは3-0での敗北を余儀なくされた。
これ以降、各イスラム教国家はヒジャブ着用の許可を求め、AFC(アジアサッカー連盟)が意見を取り入れてFIFAに要請を行った。
AP通信によると、3月3日に開かれる国際サッカー委員会において、競技中の服装についての規則改定が論議される予定となっている。
(筆:Qoly編集部 K)
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