ブリスベン・ロア 0 - 2 FC東京




45'
50'
谷澤
長谷川アーリアジャスール
Brisbane Roar, FC Tokyo

初のアジアの舞台に挑むFC東京が初戦を勝利で飾った。ゼロックススーパーカップを戦ったこともあってか、この時期にしては、そして新監督が来たばかりにしては、戦いに望む準備が整っていたといえる内容だった。

ブリスベンはオーストラリアのチームには珍しく(最近はシドニーなど類するチームも多くなってきているが)ショートパスを多用する戦術を使用。高さを使ってこない場面が多く、前からビルドアップを抑える守備とパスワークを武器にするFC東京にとってはやりにくい相手ではなかった。

若干攻めあぐねる時間はあったものの、基本的にはボールを支配でき、タッチ数が少ないパス回しで試合を優勢に進めた。そして前半終了間際に先制点を叩き出す。石川が右から中央方向へ出したスルーパスがパータルに当たり、偶然右サイドに飛び出していた徳永の元に渡る。そこからのクロスボールを谷澤が詰めてゴールに押し込み、リードを奪った。

さらに後半開始から間もない50分、セットプレーからのセカンドボールを拾ってからの波状攻撃で追加点。左サイドからの裏へのボールに羽生が飛び出してシュートを放ち、キーパーが弾いたところを長谷川アーリアジャスールが詰め、ゴールに押し込んだ。

ブリスベンは後半になって攻撃意識を高め、右サイドにドリブルとスピードに優れたダニングを投入するなど手を打っていたが、FC東京はポゼッションこそ明け渡したものの最後までゴールを守りきる事に成功した。

ガンバ大阪 0 - 3 浦項スティーラース






19'
22'
76'
キム・テス
レンドリッチ
アサモア
Gamba Osaka, Pohang Steelers

セホーン新監督を迎えて初の公式戦となったガンバ大阪。しかしホーム万博で浦項スティーラースに0-3と大敗。試合内容もここ数年で最悪とも言えるもので、今季の苦戦を予感させた。

遠藤が自由に動きながら中盤の形を変えつつショートパスを繋いで攻めようとしたが、パスワークに全く「怖さ」がなかった。繋ぐ事に神経が削がれ、スペースへの動き出しや、一つ飛ばしたミドルパス、サイドチェンジの狙いがなく、浦項の守備の前に沈黙。

19分にはセットプレーから藤ヶ谷が弾いたルーズボールを奪われ、波状攻撃から失点。シン・グァンフンのドリブル突破からクロスを許し、ファーポストでフリーになったキム・テスにヘディングを決められた。

さらにそのわずか数分後、ファン・チンソンの右CKを藤ヶ谷がパンチングすると、レンドリッチに当たってゴールの中に。早い時間で2点のビハインドを背負った。

後半はイ・スンヨルを投入し、ラフィーニャを囮にしつつ中からサイドに流れてボールを収める動きから攻撃はわずかに活性化されたが、パワーバランスを変えるほどの劇的な効果には繋がらず。

76分には中澤からのパスを今野がトラップしたところをシン・ヒョンミンに掻っ攫われ、アサモアに3点目を許し万事休す。

チームの完成度の低さに加えて、あり得ないミスの連発。負けて当然の内容であったと言えるだろう。

(筆:Qoly編集部 K)

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