Japan
|
2
|
0-0
2-0 |
0
|
Bahrain
|
---|
扇原 清武 |
55' 59' |
得点者
|
---|
敗北すればまだ2位に転落する可能性を残していた日本。プレッシャーがかかる舞台であったが、結果的にはバーレーンを圧倒。攻撃面では苦しんだ部分もあったが、守備が崩壊する場面は少なく、安定した内容で勝利を収めた。
苦しんだとはいえ、いつもよりも試合の入り方は評価できた。最初から長いボールばかりを狙って、思ったように相手を下げられず詰まることが最近は頻繁に起きていたが、今日はまずはショートで目線を動かしてからロングでの展開を意識。観念に縛られて自滅することはなかった。
ただ、バーレーンがあまり前に食い付かないようにポジションを保持し中央を固めるように守っていたことから、前半はそれだけでは崩しきれなかった。逆サイドに展開してスペースを使っても、中央のマークが外れない間にクロスに持って行ってしまう。「もう一つパスが必要」な場面が多くなっていた。原口の比嘉に対するサポートが遅く、左では特に止まっていた。
その中で20分には相手との一対一から酒井が突破を成功させて決定的なチャンスを作り出したが、大津がトラップミスで機会を逃し、このままでは後半が厳しくなると感じさせるスコアレスでの折り返しとなった。
しかし後半、日本はペースアップに成功する。やはり鍵はサイドでの崩しの改善であった。
55分、右から左に動かす流れから比嘉が収め、その瞬間に裏に飛び出した原口にスルーパス。そこからの折り返しを扇原がシュートに持ち込み、先制点。
さらにその数分後、再び左サイドから追加点を奪取。今度は原口の素早いミドルレンジのスルーパスから、東がニアを抜け出してクロス。中央に飛び込んだ大津が潰れ、ファーに抜けたところを清武がシュート。ゴールに突き刺して試合を決めた。
焦ってしまうと相手の掌の上で踊らされてしまう危険が大きかっただけに、縦に急ぎすぎずにサイドチェンジ、ショートパスの使い分けから冷静さを失わず攻める事が出来たことが勝利の要因だったと言えよう。
(筆:Qoly編集部 K)