チームを強化するために必要なことといえば、なんといっても優秀な監督を招くこと。フロントと選手の能力も重要だが、それらを生かすも殺すも監督次第といえ、当然チームを勝利に導くことができる名監督にはそれに見合った年俸が用意される。というわけで、『Futebol Finance』が先日公開した、2012年3月現在の年俸ランキングトップ30を紹介。(1ユーロは約110円)

監督 クラブ 年俸
1 ジョゼ・モウリーニョ レアル・マドリー 1000万ユーロ
2 ジョゼップ・グアルディオラ バルセロナ 750万ユーロ
2 フース・ヒディンク アンジ・マハチカラ 750万ユーロ
4 ロベルト・マンチーニ マンチェスター・シティ 600万ユーロ
5 カルロ・アンチェロッティ パリ・サンジェルマン 590万ユーロ
6 ユップ・ハインケス バイエルン・ミュンヘン 500万ユーロ
7 アレックス・ファーガソン マンチェスター・ユナイテッド 480万ユーロ
7 ケニー・ダルグリッシュ リヴァプール 480万ユーロ
9 アルセーヌ・ヴェンゲル アーセナル 470万ユーロ
9 ハリー・レドナップ トッテナム 470万ユーロ
11 ルイス・フェリペ・スコラーリ パルメイラス 360万ユーロ
11 デイヴィッド・モイーズ エヴァートン 360万ユーロ
11 マーク・ヒューズ QPR 360万ユーロ
11 マーティン・オニール サンダーランド 360万ユーロ
15 ディエゴ・マラドーナ アル・ワスル 350万ユーロ
15 マヌエル・ペジェグリーニ マラガ 350万ユーロ
17 ルチアーノ・スパレッティ ゼニト 300万ユーロ
18 ムリシ・ラマーリョ サントス 260万ユーロ
18 オットマール・ヒッツフェルト スイス代表 260万ユーロ
20 アレックス・マクリーシュ アストン・ヴィラ 240万ユーロ
20 ヨアヒム・レーヴ ドイツ代表 240万ユーロ
22 ビセンテ・デル・ボスケ スペイン代表 210万ユーロ
22 アベウ・ブラガ フルミネンセ 210万ユーロ
22 マッシミリアーノ・アッレグリ ミラン 210万ユーロ
22 ユルゲン・クロップ ドルトムント 210万ユーロ
26 ドリヴァウ・ジュニオール インテルナシオナル 190万ユーロ
26 チテ コリンチャンス 190万ユーロ
28 クラウディオ・ラニエリ インテル 180万ユーロ
29 マノ・メネゼス ブラジル代表 170万ユーロ
30 アントニオ・コンテ ユヴェントス 160万ユーロ

年俸2億円(約180万ユーロ)といわれる日本代表のザッケローニ監督が抜けているなど気になる点もあるため、参考程度で。

トップ2は現在欧州の2強とされるレアル・マドリーとバルセロナの両指揮官。1000万ユーロ(約11億円)で堂々の1位に輝いた、“スペシャルワン”ことモウリーニョ監督は来季のチェルシー復帰が噂されており、イギリスのメディアによると仮に実現した場合、年俸は1400万ユーロ以上となるようだ。

その他で目立つのは、ブラジルのクラブを率いている監督が意外に多いこと。王国ブラジルの中でも「名将」と評価されている監督がごく一部なことに加え、2014年W杯に向けて国内に資金が流入していることもあるだろうが、ブラジル人が監督を重要視していることの裏返しといえるかもしれない。

なお、タイミング的に外れてしまったが、今月はじめに解任されたアンドレ・ヴィラス=ボアス元チェルシー監督は500万ユーロ、先月辞任したファビオ・カペッロ元イングランド代表監督は800万ユーロ以上を受け取っていたとされる。

(筆:Qoly編集部 O)

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