ペルセポリス 6 - 1 アル・シャバブ
ザイード
ザイード
ザイード
ゴラムレザ・レザイー
カリミ(PK)
フェシャングチ
8'
47'
53'
59'
62'
87'
56'





シエウ(PK)





Persepolis, Al-Shabab

ペルセポリスが思わぬ大差でアル・シャバブを退けた。

今日は彼らの「とにかく縦に早く攻撃する」というシステムがハマった。さらに、前線からの強烈なプレスでボールを奪えればチャンスが連続する。自分たちが押し上がる時間もなく攻撃が終わるため布陣はどうしてもルーズになる場面があり、カウンターは受けることは必至であったが、それ以上に相手の最終ラインを突き崩し続けた。

特にレザイー、カゼミヤンがスピードを落とさず裏に飛び出すと、相手は全く着いて来られなかった。カリミ、ザイードが基点となってウイングを生かし、攻撃を組み立てた。

8分にプーラディのフリーキックから、モハメド・アハメドのクリアミスを狙ってザイードが先制ゴールを決める。前半は決定力を欠いて1-0で折り返したが、後半はゴールラッシュ。

再開からすぐさまレザイーの飛び出しが成功し、アシュガリの折り返しをザイードが決めて2点目。53分にカウンターでまたもレザイーが基点となってスルーパス、ザイードが飛び出しからゴールを決めてハットトリックを達成。

PKで1点を返されたものの、59分、62分、87分とさらにカウンターで得点を追加。最終的には6-1という大差でペルセポリスが勝利を収めた。

アル・ガラファ 3 - 3 アル・ヒラル
ジエゴ・タルデッリ
ジエゴ・タルデッリ
エル・アサス(PK)
44'
78'
90+4'
16'
64'
75'
エルマシュ
エル・アラビ
アル・ゾリ
Al-Gharafa, Al-Hilal

試合を通して圧倒的に優勢に進めたのはアウェーのアル・ヒラルであった。攻撃陣の実力差を見せつけたが、無数のチャンスを大量得点に結びつけられず。さらに若い守備陣の安定感不足に足を引っ張られ、最後に追いつかれて勝ち点2を失った。

イワン・ハシェックが率いるアル・ヒラルの強みは、激しいポジションチェンジ、スペースへの走り込み、ダイレクトパス、そしてコンパクトな布陣からの前線からの強烈なプレス。前半はほぼ完全に一方的い攻め続けるような内容だった。

しかし得点は16分のエルマシュの飛び出しからの1つのみ。特にユ・ビョンスはイップスかと思えるほどにシュートを外し続けた。しかも、終了間際にジエゴ・タルデッリとアル・ザインの単純なワンツーでDFラインの中央を破られて追いつかれてしまう。

後半の中盤になってようやく追加点が生まれる。不調のユ・ビョンスを下げてエル・アラビを投入した直後だった。64分、アル・シャルフーブのスルーパスに対してエル・アラビがファーストプレーで飛び出しを成功させてゴールを決め、決定力を見せつける。さらに75分にはアル・アビドのフリーキックからアル・ゾリが3点目を決め、リードを2点に広げた。

しかし、この後にはどんでん返しが待っていた。消耗が激しいサッカーであるアル・ヒラルの運動量はこの時点でも激減しており、アル・ガラファにもチャンスが生まれてきていた。特にサイドにポジションを移したジエゴ・タルデッリが自由自在にゲームを作り、攻撃を組み立てていた。

78分には右サイドからのジエゴ・タルデッリのフリーキックをアル・ゾリがクリアミス。わずかにコースが変わったボールがゴールに吸い込まれて1点差。

さらにロスタイム3分が過ぎたところで、ディンダーヌのドリブルをアル・ゾリが軽率にファウルで止めてPKを与え、ラストプレーで同点に追いつかれることとなった。

アル・アハリ 1 - 1 セパハン
ヴィクトル・シモンエス(PK)
90+5'
35'
ブルーノ・セーザル
Al-Ahli, Sepahan

1-1のドロー。比較的両チームとも締まらない雰囲気の試合であった。同点ゴールは劇的な時間に決まったが、引き分けは妥当な結果と言えよう。

アル・アハリは昨今珍しいトップ下2枚の4-2-2-2。中央でボールを動かして相手を絞らせ、外にスペースを空けてサイドバックが積極的にオーバーラップを仕掛けて行く、どことなくブラジルの風を感じる形である(監督はHSVでプレーしているヤロリムのお父さんなのでチェコ人なのだが…)。ただラインが低く布陣はルーズで、あまりプレスは掛からず、スペースが多かった。

一方のセパハンも、本来は前線から激しくプレスして人数をかけたショートカウンターを狙うようなチームなのだが、今日はアウェーということもあってか最終ラインが低く、守備も普段より緩く、間延びしていた。またアフマディがバックパスをトラップミスしてあわやオウンゴールという場面が見られるなど、若干集中力も欠けていた。

そんな中で先制点は35分、セパハンに生まれる。ハイボールをブルーノ・セーザルが落とし、セイド=サレヒをマークしていたバールガイスがクリアミス。右サイドでチャンスボールを貰ったナヴィドキアがスルーパスを送り、ブルーノ・セーザルが飛び出してシュートを決めた。

その後は徐々にアル・アハリが反撃する流れとなる。なかなかゴールに結びつかなかったものの、ロスタイムに途中出場のヴィクトル・シモンエスが左サイドからドリブル突破を仕掛け、ジャファリのファウルを誘ってPKを獲得。土壇場で同点に追いつき、試合を終わらせた。

(筆:Qoly編集部 K)

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