FC東京 3 - 0 北京国安
渡邊
大竹
谷澤
7'
45'
57'






FC Tokyo, Beijing Guoan

FC東京は北京国安に対して3得点を奪い快勝。2週間前の敵地では激しいプレーに苦しみ何とかドローに持ち込んだという形だったが、ホームで見事リベンジを果たすことに成功した。

北京は前回の対戦と比べてかなり消極的であった。高さがあるレイナウドをワントップに置いてロングボールを生かせる形となっていたが、蹴り込んでくることがあまりなく、簡単にボールを失うことを嫌がっているような、どうも煮え切らないプレーであった。

そのおかげでペースを容易に掴むことが出来たFC東京は、早い時間で先制に成功。7分、チャン・ヒョンスのオーバーラップから奪ったセットプレーから渡邊がヘディングを決めてリードを奪う。

ややサイドチェンジが少なくパス回しは窮屈なところが目立ったが、北京の攻撃が稚拙だったため、プレスを強めてきても押し下げられ続けることなく、それほど劣勢にならずに戦えた。さらに前半終了間際には、長谷川のスルーパスから右サイドの裏に渡邊が飛び出し、折り返しを大竹が合わせて追加点を奪取する。

後半になると北京はレイナウドの周りに選手を集めてセカンドボールの回収力を強化してきていたが、簡単に蹴らないのだから、FC東京にとってそれほど脅威にはならず。57分には左サイドに流れた石川からのパスで谷澤が飛び出し3点目を決め、試合を終わらせた。

广州恒大 3 - 1 柏レイソル
コンカ(PK)
ムリキ
ムリキ
28'
58'
84'
50'


酒井


Guangzhou Ev, Kashiwa Reysol

FC東京とは逆に敵地に乗り込んだ柏レイソルは、広州恒大に3-1と大敗。試合内容でも相手の土俵の上で戦ってしまったようなものとなってしまった。

広州恒大の良さは、これだけの外国人を集めながらも、布陣がルーズにならないこと。ハードなプレスや繊細なパスワークがあるわけではないが、技術がある選手がしっかり戻ってブロックを作り、弾き返す。個人技を生かして基点を作り、前線の信頼感がサイドバックのオーバーラップを引き出す。流れがかっちり作られている。

柏の守備にとっては非常に苦しい展開となった。コンカやクレオにボールが入ればほとんど奪うことが出来ず、ムリキやガオ・リンの突破力も脅威。リスクを冒したくないがためか、徐々に前から下がっていく選手に対してアプローチが出来なくなり、ボランチと挟み込む連携も作れず、広州の前線を生かさせてしまった。

28分にはヤン・ジュンからのキックをクレオにフリーで落とされ、裏に飛び出そうとしたムリキを渡部が倒してPKを奪われる。コンカにネットを揺らされ先手を取られてしまった。

後半開始からまもなくレアンドロ・ドミンゲスのフリーキックからのこぼれ球を酒井が押し込んで同点に追いつくも、その後2失点を喫することに。

58分には右サイドでムリキのドリブルを防いだところからセカンドボールを奪われて波状攻撃を受けた。逆サイドをガオ・リン、スン・シャンの連携で突破され、クロスをムリキに頭で押し込まれて2-1。

両チームが間延びして打ち合いとなった終盤には、ムリキとクレオ2名のコンビで中央を破られ、3失点目。

柏はこの敗北によって一気にグループ最下位に転落した。

(筆:Qoly編集部 K)

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