「来年続けて指揮しようとは考えていない」
UAE1部リーグのアル・ワフダで監督を務めているオーストリア人指揮官ヨゼフ・ヒッケルスベルガーは、今季限りで退任する意向を発表した。
「来年も続けて指揮しようとは考えていないよ。良いシーズンではなかったし、我々コーチングスタッフも良い結果に導くことが出来なかったのだからね。今季はチームを構築することが困難だった。いくつかのポジションで選手を使い果たした。しばらく両サイドバックが居ない時期が続いたくらいだ」
ヒッケルスベルガー監督は2008年に就任。2010年にはUAEプロリーグを制覇し、年末に行われたクラブ・ワールドカップに開催国枠で出場を果たしている。その後一旦バーレーン代表を指揮するためにUAEを去ったが、年内に復帰している。
昨季は5位に沈みACLでも早々に敗退し、一時は退任報道も出たものの、結局は留任を決断。ところが今季は怪我人の続出もあり、昨年以上に結果が出ず、現在はリーグ7位に沈んでいる。
かつて横浜Fマリノスでプレーした事で知られるブラジル人MFマグロンはほとんど出場できず、FWフェルナンド・バイアーノ、UAE代表FWイスマイル・マタルも怪我に悩まされた。ハリド・ジャラル、モハメド・アル・シェヒは代表チームで多くの時間を過ごした。
バシェル・サイードはアル・アインに、そしてハムダン・アル・カマリはオリンピック・リヨンに移籍。アル・ワスルから借りたオマーン代表DFモハメド・アル・バルーシまでも故障に悩まされ、起用できなかった。
「本当にタフなシーズンだった。しかし、それを良い方向に導いていくのが、私の仕事であるしね…」
(筆:Qoly編集部 K)
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