名古屋グランパス 3 - 0 セントラルコースト・マリナーズ
玉田
藤本
闘莉王
19'
36'
87'






Nagoya Grampus, Central Coast M.

引き分け以上であれば決勝トーナメント進出が決定するという状況であった名古屋は、ホームでセントラルコースト・マリナーズに3-0と圧勝。城南が天津に勝利したためにグループ首位の座は手に入らなかったが、無事2位で次のラウンドに進むことに成功した。

セントラルコースト・マリナーズは4+3での守りと、前線に残したトライアングルでの基点作りが戦術の肝。しかし外のファーストプレッシャーにボランチの1角が行くという形は、ボールとは逆のサイドに大きなスペースが出来やすく、この試合でも弱点は目立っていた。

名古屋は序盤から選手の配置をいくつか換えながら、外のスペース、あるいは相手ボランチの場所を飛ばした裏へのボールを有効に使って攻撃を組み立てた。19分にはセットプレーから玉田が直接ゴールを決めて先制点を奪取。36分にも小川のパスに藤本が飛び出し、ループシュートで2点目。

後半は小川を一枚下げて4-2-3-1にしたことが今ひとつ機能せず、ややピンチも迎える展開に。小川、吉村がペジェグリーノ、マクグリンチーに付いたことで、相手の前線の三角形に対してDFライン4枚が横一列から対応する形になり、受け渡しがスムーズに行えなくなった。さらに中盤からはマクグリンチーが大きく右に開いてきたため、マークも外れ、ちゃんと守れていたとは言い難い状態であった。

しかし何度かの決定的なピンチを何とか凌ぐと、87分に試合を決める追加点を奪うことに成功する。左サイドからのセットプレーで、増川が触って流れたボールを、闘莉王がヘッドでゴールに押し込んだ。

スコアほどの安定感はない内容ではあったが、最終的には理想的なスコアで勝ち点3を獲得した。

全北現代 0 - 2 柏レイソル




49'
67'
レアンドロ・ドミンゲス
田中
Jeonbuk Hyundai, Kashiwa Reysol

韓国でのアウェー戦で勝利しなければ敗退が決定という厳しい状況に追い込まれていた柏レイソル。しかし大一番でこれまで以上のパフォーマンスを見せ、3連勝中の全北を0-2と下すことに成功。グループ2位で決勝トーナメントに進出した。

前回のブリーラム戦は全く守備が機能せずバランスの悪いプレー内容であったが、今回の柏は大きく違った。ボランチ周辺のプレッシャーが早く、前線のプレスバックも積極的に行い、中央で相手に簡単に前を向かせることはなく、セカンドボールを奪うことが出来た。サイドからイ・ドングクに合わせられるとピンチにはなったが、やられるパターンと言えばそれくらいであった。

また、全北の最終ライン、特にCBがキム・ジョンウとキム・サンシクという特殊な面子であったことも幸いした。49分には彼らがボールの処理をミスしたところから、田中が奪ってスルーパスを右に通し、レアンドロ・ドミンゲスが飛び出して先制点を獲得。

さらに63分、取り返そうと前がかりになってきた全北に止めを刺す追加点を奪う。右サイドに生まれたスペースに酒井が飛び出して中央へパス。レアンドロ・ドミンゲスがドリブルでキム・ジョンウのマークを外してシュートを放ち、右ポストに弾かれたところを詰めていた田中が押し込んだ。

その後、77分には近藤のファウルからPKを奪われてしまうも、幸運にもイ・ドングクのシュートが枠を外れて失点を逃れた。この結果、2点のリードを守り切り勝利を収めることに成功した。

(筆:Qoly編集部 K)

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