セパハン | 2 | - | 1 | アル・アハリ |
シュカイ ベンガル |
19' 86' |
62' |
アル・ホスニ |
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勝ち点10でグループCの1、2位に付け、既に決勝トーナメント進出を決めているチーム同士の対戦。メンバーを落としたアル・アハリに対してセパハンが試合を有利に進め、いつもの決定力不足に苦しみつつも勝利をあげ、首位に立った。 アル・アハリは最初激しいプレスで勢いを感じさせたが、長くは続かなかった。プレスは連動せず、マークは外れ、さらにプレッシャーが掛かっていないにも関わらず最終ラインは高い位置に留まり続け、裏ががら空きだった。 そのためセパハンは、中盤にボールを入れてすぐさま裏に出しておけば、高い確率で大きなチャンスを作ることが出来た。19分にジャヌアーリオのスルーパスからシュカイが飛び出し、ゴールを決めて先制を果たす。しかし、この前半の3、4点入っていてもおかしくない内容で決定力を欠いたことは、後半の苦戦に繋がった。 ハーフタイムを境にアル・アハリは戦術を転換。最終ラインを下げて、ロングボールでのカウンターに徹してきたのである。セパハンはバイタルエリアを崩せる場面は増加したが裏を破れることがなくなり、多くの決定的なシュートも枠を捉えず、追加点を奪えない状態が続いた。62分にはナヴィドキアの軽率なボールロストからのカウンターで失点までしてしまう。 しかし、ほぼハーフコートマッチのような形で我慢して攻め続けたことが結果に繋がった。87分、ジャヌアーリオがタミニに交代した直後に、アル・アハリの守備に綻びが生まれた。スローインから素早くクロスに持ち込むと、前線に上がっていたCBベンガルがヘディング。これがゴールに決まって、最後にようやく突き放した。 |
アル・ヒラル | 2 | - | 1 | アル・ガラファ |
アル・フレイディ アル・アビド |
48' 66' |
82' |
オサマ・ハウサウィ(OG) |
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大差で負けなければ2位以内が確定するアル・ヒラルは、アル・ガラファをスコア以上の完勝で破ってグループ首位に躍り出た。ただ、上の試合のセパハンと同じく、アル・ヒラルも非常に決定力に苦しんでいることも表れた内容であった。 序盤から力で勝るアル・ヒラルが中盤を支配し、縦に早い攻めと前線のポジションチェンジで押し込んだ。多くの決定的チャンスを作り出したが、今日も韓国人FWユ・ビョンスのシュートは一向に入らず、鬱屈した展開の前半となった。 しかし後半始まってすぐ、セットプレーから先制に成功する。ヴィルヘルムソンのフリーキックが弾かれたところからセカンドボールを奪って再攻撃。右方向に飛び出したユ・ビョンスにスルーパスが通り、倒されながらも繋いだボールをアル・フレイディがシュート。これが決まってリードを奪う。 さらに66分、左サイドからアル・フレイディが出したスルーパスにアル・アビドが反応し、キーパーを抜いて無人のゴールにシュート。リードを2点に広げた。 試合終盤には、敵が詰めてきてもいないクロスに対してハウサウィとオタイビがぶつかってオウンゴールという大ポカで失点してしまったが、内容としてはほとんどピンチらしいピンチもなく安定した試合運びで、リードを守り切った。 |
(筆:Qoly編集部 K)