2012年5月26日(土) - スタッド・デュ・レイ(ニース)
Belarus
0
0-0
0-0
0
Morocco
得点者

初戦に敗れたもの同士の対戦は0-0のスコアレスドローに終わった。2日前のエジプトvsモロッコが「互いの良さが出た試合」であるが、逆にこの試合は「互いの悪さが出た試合」であった。

モロッコは前回の試合からメンバーを変えて望んだが、豪快なドリブルでチームを牽引したラビャドがいないことで前線の打開力が著しく減少。もともと攻撃での連携はなく個人技頼みのチームは雑さばかりが目立ち、守備の適当さも露わになった。

後半にラビャドを投入したが、途中からでは彼が上手く試合には入れず、パフォーマンスは低調であった。モロッコの強みは、ほとんど発揮できないまま試合を終えた。

ベラルーシはそんな守備が弱い相手に対しても、フランス戦と同じく後方でボールを持って時間をかけて、結局裏に長いボールを蹴るだけの単発の攻めに終始した(ルーズになった終了間際の数分だけは違ったが)。しかも後ろでのパスミスが多く、みすみす自陣で敵にボールを渡してしまうような場面も頻発した。

後ろで持っていれば相手の最終ラインが上がってスペースが出来るのは間違いなく、実際にモロッコ相手には何度かチャンスは作れたが、やり方が見え見えな上に高確率で単発で終わる。また、時間を作っているときのパスミスは何度も致命的なピンチを招いた。やりたい事はよく分かるのだが、これだけで勝つのはいくら何でも難しいのではないか。

(筆:Qoly編集部 K)

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