今季、中盤戦までゼニトと激しい首位争いを繰り広げた、本田圭佑の所属するCSKAモスクワだが、今年に入り、怪我人の増加とともに失速。最終節のルビン・カザン戦に敗れたことでスパルタク・モスクワに抜かれて3位となり、来季のチャンピオンズリーグ出場権を逃す失望のシーズンとなってしまった。

この結果を受け、今年12月まで契約が残っているレオニード・スルツキー監督の解任、あるいは辞任が秒読みとされるなか、後任の有力候補として名前が挙がっているのがベラルーシ王者、BATEボリソフの若き指揮官、34歳のヴィクトル・ゴンチャレンコ監督。2007シーズン終了後、30歳の若さでトップチームの監督へ昇格して以降、リーグを4連覇中。2008-09シーズンと2011-12シーズンにはBATEをCLのグループステージへと導いており、2008年には大会史上最年少の31歳で指揮を執ったという記録を残している。

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Viktor Goncharenko

もちろん、彼の魅力はその若さではなく、監督としての実力。ベラルーシリーグの中では異質の“繋ぐサッカー”で結果を残してきたことに加え、対応力に優れた戦術家という面も持ち合わせる。28日の会見でゴンチャレンコ監督はCSKAモスクワ行きの噂について否定したものの、「より高いレベル、新たな環境で自分を試したい」と野心も口にした。今年いっぱいでBATEとの契約が切れる気鋭の若手監督の動向に注目が集まっている。

(筆:Qoly編集部 O)

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