蔚山現代 3 - 2 柏レイソル
キム・シヌク
近藤(OG)
イ・グノ
54'
70'
88'
68'
90+3'

レアンドロ・ドミンゲス
田中

Ulsan Hyundai, Kashiwa Reysol

今年韓国でのアウェーゲームに2連勝している柏レイソル。3連勝を狙って決勝トーナメント一回戦に臨んだが、終始高さに押される苦しい展開となり、判定にも恵まれず、3点を奪われて敗北。ベスト16で大会を去った。

立ち上がりこそ高い位置でボールを2度奪取してチャンスに繋がったものの、徐々に蔚山のパワープレーに苦戦。主にサイドからの放り込み、深い位置からのフリーキックで、長身FWキム・シヌクの頭に合わせてくる。空中戦で後手に回り、徐々に柏はラインが上げられなくなっていった。

そうなると蔚山の最終ラインに対するプレスも難しくなり、一番怖い角度の付いたキックをサイドバックから入れさせたり、フリーキックを奪われる場面が増加。そしてさらにキム・シヌクの頭を使われて押し込まれる。それでも何とかピンチを凌いでいたが、54分に最終ラインでの横パスをカットされてキム・シヌクのヘディングから失点を喫してしまった。

その後蔚山の攻撃意識が下がったため、柏にようやく反撃の機会が訪れる。そして68分に増嶋のロングスローからレアンドロ・ドミンゲスのヘディングが決まり、同点に追いつくことに成功。ところがその直後、イ・スルギのクロスボールを近藤がクリアミスし、菅野がライン上で止めたものの審判はオウンゴールと判定。不運な失点を喫し、再びビハインドに。

88分にもコーナーキックの流れからゴールを奪われる。途中出場のカン・シヌクのクロスをイ・グノに合わせられて3失点目。ロスタイムに田中順也が1点を返すもそれ以上の反撃は成功せず、一歩及ばず敗北を喫した。

广州恒大 1 - 0 FC東京
クレオ
30'


Guangzhou E., FC Tokyo

中国でのアウェーゲームに臨んだFC東京も0-1と敗北。こちらもオフサイドが疑われるような場面でのゴールが認められるという不運もあったが、流れの中で大きなチャンスをあまり作ることが出来ず、難しい試合となった。これでJリーグ勢の4チームは全て大会を去った。

広州は今月末にマルチェロ・リッピ監督を招聘したが、やることはほとんど変化していない。スター選手も含めて全員が下がって守備のブロックを形成し、弾き返したら前線に預け、ムリキのスピードとコンカのアイデアで崩す。

FC東京は後ろでボールはそれなりに回せるものの、スペースが大きく空かないため長いサイドチェンジが効果的に働かず、ショートパスで繋ごうとすると芝の関係か上手く繋がらず、どこかで引っかかったり、コンタクトを受けたり、ミスが出たりで奪われる。そしてカウンターでいちいち押し下げられ、反撃に時間が掛かる。30分にはチョ・ウォンヒとムリキのワンツーから右サイドを崩され、失点を喫した。

55分の谷澤の投入と同時に梶山がボランチに下がってゲームを作ったり、広州の疲弊が目立ってきたこともあって、後半はより敵陣内でのプレーは増加した。しかし本当に決定的な場面を作れたのは終盤になってから。84分に途中出場の河野のクロスをルーカスが合わせて左ポストに弾かれた。そして後半ロスタイムにはCKで上がった権田のヘッドが枠を掠めた。

しかし決定的な場面は片手で数えられるほどで、広州の人数をかけた守りに対してなかなかシュートまで持って行けず、追いつくまでには至らなかった。

(筆:Qoly編集部 K)

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