EURO2012の開幕が迫る中、本企画ではQoly編集部推薦のタレントたちを紹介。誰もが知るスタープレーヤーから知る人ぞ知る逸材まで取り上げるので、是非大会観戦の予備知識としてもご利用ください。

初の大舞台に臨む、CSKAの星

CSKAモスクワで本田圭佑とポジションを争っているため、日本でも知られた存在となったザゴエフ。積極的な動きでパスを引き出し、ボールを運びながら常に相手の嫌なプレーを狙うテクニシャン。今季クラブでボランチを経験したことで守備への意識が高まったほか、アルシャヴィンとともにセットプレーのキッカーも務める。

CSKAでは2008年夏、マンチェスター・シティへ移籍したジョーの後釜に抜擢されると、一気にブレイク。同年10月には早くも当時のヒディンク監督が率いる代表チームへ招集され、アウェイでのドイツ戦、2点ビハインドの後半頭から出場し、ロシア反攻の一翼を担った。このときの「18歳と116日」というのは、ロシア代表の最年少出場記録である。

やや自分の感覚でプレーしすぎるところがあり、比較的イージーなパスでのズレが目立つ。ただ、現在の代表チームのスタイルにはかなりフィットしており、彼の速い判断がハマる場面も少なくない。心配されたつま先の怪我からも復調。ロシア代表として初めて迎える大舞台に期待が高まる。

なお、テレビや雑誌などでは英語発音？の「ジャゴエフ」という表記が一般的となっているが、ロシア語の“Дза”はどう転んでも「ジャ」にはならず・・・。いつか直ることを願っています。

（筆：Qoly編集部 O）

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