オーウェン、UAEでの交渉は決裂
7月8日、ザ・ナショナルは「UAE1部リーグのアル・シャバブが2名のブラジル人を獲得する方針を固めた」と報じた。
先日はマンチェスター・ユナイテッドを退団した元イングランド代表FWマイケル・オーウェンとの交渉を行っていると報じられたアル・シャバブ。しかし、その後オーウェンの獲得を諦めたとのこと。
代わりにアル・シャバブが獲得したのはポルトガル1部のヴィトーリア・ギマランエスでプレーしていた大型FWエジガル・シウヴァ、韓国1部・Kリーグの全北現代に所属しているFWルイス・エンヒーキである。
この2名の獲得により、昨季から残留するウズベキスタン代表MFアジズベック・ハイダロフ、ブラジル人MFシエウと合わせて、外国人枠は全て埋まった。
エジガル・シウヴァは身体能力に優れたストライカーで、ブラジルU-20代表チームの一員として南米ユース選手権にも出場した経験を持つ。5月から交渉が行われていると報道されていたが、この度1年契約で合意に達したとのこと。
ルイス・エンヒーキは1981年生まれの31才。元々はフォワードであるが、韓国ではトップ下やボランチとしてプレー。全北現代で昨年のACLを制した経験を持っているが、今季は途中出場が増加していた。彼の交渉も既に合意に極めて近い段階にあるという。
エグゼクティブディレクターを務めているサイード・アル・マリは、この決定に対して以下のようなコメントを述べている。
「技術的要件、及び財務状況に基づいてこの決定を下した。昨年は怪我人の続出から苦しんだ経験があり、その教訓を生かした。
我々は25人の強いグループを求めており、交代選手も常に準備が整っている必要がある。これが重要な問題で、早いタイミングで選手と契約を進めている。昨年は限られた選手数の中で上手くやっていくことが出来なかった。
目標はAFCチャンピオンズリーグ出場権の獲得だ。シーズン終了の時に笑っていられるようにしたい。選手層を厚くするため、我々は懸命に働きたい」
(筆:Qoly編集部 K)