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2012年8月1日(水) - シティ・オブ・コヴェントリー(コヴェントリー)
Japan
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Honduras

2連勝で既に決勝トーナメント進出を決めている日本代表。3戦目は敗北すれば2位に転落し、次の相手がブラジルになってしまう状況の中、リスクをかけてターンオーバーを選択しメンバーを入れ替えた。

その結果としてチームの完成度はかなり落ち、苦しい戦いになった。しかし、得点を奪えず勝利こそ得られなかったものの、引き分けには持ち込むことに成功。目標となるメダル獲得に向けての最低限の結果は残した。

前線は宇佐美、杉本、斉藤の3名がスタメン起用されたが、連携が図れておらず機能性はあまり高くはなかった。特に守備では杉本、宇佐美の貢献度が低く、連動性を欠き、中盤でマークが抜けてしまう場面も頻発。

ホンジュラスが比較的強くボールにプレッシャーをかけてきたこともあり、パスが繋がらない時間帯が長く続いた。自陣でパスをカットされ、ハイボールやルーズボールを競り合ったところがほとんど相手に渡ってしまう。ラインが下げられ、前線との距離が空き、尚更試合を支配できなくなっていった。

後半になると日本はかなりラインを上げてコンパクトにしたことによって、全体的に距離感が縮まり、前線のプレスも(水漏れを頻繁に起こしながらも)それなりに成功する回数が増加。攻撃の際にも選手が数人絡める形が見られるようになり、機能性はそれなりに高まった。67分に清武、80分に永井を投入してからはさらに改善。

だが引き分けであれば勝ちと同じ状況であるだけに、それほど得点を取るために無理をすることはなかった。ホンジュラスも終盤はあわよくば勝ちたいが絶対失点はしたくないという形に変化していったため、試合が動く可能性は低くなっていった。

結果的にはこの時点での目標は達成した格好であったが、決してそのために試合をコントロールできたかと言えばそうではない。特に前半は失点の可能性もかなりあったといえる内容で、現状の選手層の薄さも感じさせた。この厳しい試合を経験したことによって、一段レベルアップしてくれることを願いたい。

(筆:Qoly編集部 K)

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