「協会幹部の交代なくして、韓国サッカーの未来はない」
現在日本で開かれているU-20女子ワールドカップ。韓国代表チームは19日に開幕戦を戦い、ナイジェリアに勝利を収めた。韓国サッカー協会のチョ・ジュンヨン会長は日本に滞在し、2試合を観戦して帰国する予定となっている。
8月21日、スポーツ朝鮮のキム・ソンウォン記者はこの会長の日本への訪問に対し、「金の無駄」と批判するコラムを掲載した。
「日本の厚かましい策略は、特に目新しいものでもない。
日本サッカー協会は旭日旗を一時持ち込み禁止品目に含めたが、一週間で削除した。イ・ミョンバク大統領が独島を訪問し、天皇に謝罪を要求すると、日本は沸騰した。旭日旗の持ち込み禁止が覆されるのではないかという疑惑も広がっている。
韓国サッカー協会は別の国の組織のようだ。ロンドン五輪での独島セレモニーの後、日本に頭を下げ、屈辱的なメールを送った。『スポーツ精神に反する行為であった。寛大な心と寛容な理解をお願いしたい』と。全国民が驚愕し、チョ・ジュンヨン会長は集中砲火を浴びた。
その折、U-20ワールドカップが開幕した。会長はこの微妙な時期に日本を訪れた。
果たして何か考えがあるのかどうか、気になるところだ。選手団の激励のためと言うが、今は日本が優勢になるカードを取り出した最悪の状況だ。屈辱メールの問題で批判されている最中に、日本を訪れること自体がナンセンスだ。国民感情は眼中にないのか。
会長が日本サッカー協会の関係者と会って何を話すのか。旭日旗のことなら、現場での対応は選手団の団長がやればよいことであり、会長がやるべきことではない。もし旭日旗での応援が現実になった場合には、国内でより大きなプランを作成して多角的な対応策を講じるべきだ。
時間も合わない。旭日旗が持ち込まれる可能性があるのは、日本と韓国が同じ会場で戦うGLの最終戦、26日だ。それまでに会長は帰国してしまう。
無理して訪問する必要もない。サッカー協会に向けられた批判を免れるための国外脱出であり、“金の無駄”である。
国内の状況も同じだ。屈辱メールが明らかになって一週間も経つが、誰も責任を負う人がいない。作成を主導したキム・ジュソン事務総長は、時間が過ぎることだけを望んでいるという。関係者は『メール問題は協会の中でも問題になっているが、キム総長に反省の色は見えない』と話す。
協会幹部の交代なくして、韓国サッカーの未来はない」
(筆:Qoly編集部 K)