2012年11月4日(日) - フジャイラ・スタジアム(フジャイラ)
Australia
1
1-0
0-0
0
Qatar
ガメイロ
12'
得点者

オーストラリアがカタールを破り初戦を飾った。気温31度の15:00キックオフとあって両チームに足を攣る選手が続出、過酷なコンディションの中で、早い時間での先制点が試合を決めた。

後方でボールを落ち着けてカタールのプレスを誘い、ロングボールかサイドアタックで攻撃を狙うという戦術のオーストラリア。序盤はプレスに押されたが、ガメイロの強さとウィリアムズ、アントニスのドリブルを生かすことでカタールのラインを下げ、徐々にペースを掴んだ。

そして12分に先制点を奪取する。アーヴァインが自らドリブルで持ち上がったことで守備を攪乱し、出されたスルーパスにガメイロが飛び出してシュート。これがゴールに決まり、最終的にこれが決勝点となった。

カタールはこの試合に向けて、高い位置から激しいプレスをかけることによってペースを握ろうとしていた。上記のように序盤は押せたものの、ロングボールとサイドアタックに苦しみ、徐々に下げられてしまった。特にウィリアムズのドリブルはほとんど守備が止められず、布陣がルーズに。この結果、プレスをかければスペースを使われ、引いたらサイドを抉られるという繰り返しに。

後半開始時には唯一攻撃で効いていたアル・ヤジディを右サイドに移し、長いボールでグッドの裏を2度取るという決定的なチャンスを作り出し、交代策の成功で反撃の狼煙を上げた…かに思えた。ところが後半開始から20分も経たないうちにアル・ヤジディが両足を攣りプレー続行が不可能となり、せっかくの策が霧散してしまったのである。

また、アル・ヤジディの交代で既に3枚を使い切ったところで、今度はセンターバックのアブドゥラフマンまで足を攣り、痙攣をこらえながらのプレーを余儀なくされる。アクシデントの続出で力を失ったカタールは、85分にアーリークロスからスルタン・バヒトが決定機を外したくらいしか得点のチャンスを作ることが出来ず、最後までネットを揺らせなかった。

(筆:Qoly編集部 K)

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