2012年11月6日(火) - フジャイラ・スタジアム(フジャイラ)
Qatar
2
1-3
1-1
4
Saudi Arabia
ヒディル
アル・ヤジディ


20'
71'


得点者
8'
16'
34'
54'
S. アル・シェフリ
アル・ムワラッド
A. アル・シェフリ
アル・ムワラッド

初戦を5-1と最悪のスコアで落としたサウジアラビア。しかし2戦目は見事に立ち直り、カタール相手に4得点を奪取。前半のカタールの入り方が良くなかったため、それを利用しての大量リードだった。

試合開始からわずか8分、守備がクリアに手間取ったところをアル・ムワラッドが拾って折り返し、サラー・アル・シェフリがゴールに決めて先制。16分にも中盤の奪い合いから曖昧に裏に出されたボールにアル・ムワラッドが飛び出し、追加点をあげた。

20分にはヒディルの強烈なミドルシュートで1点を返されるも、34分に再び左サイドを破って3点目。ショートパスを何本も繋いで崩し、アル・ムワラッドからのパスをアハマド・アル・シェフリがシュートに持ち込んだ。

後半はカタールの修正によって前半ほどのペースにはならなかったものの、54分に今日大活躍のアル・ムワラッドがとどめとなる4点目を決め、リードをさらに広げた。

上記のようにカタールは試合への入り方が悪かった。おそらくある程度ボールを回されることを覚悟し、3ボランチで守備に厚みを作り、アイデアがあるアル・ディリからカウンターチャンスを作ろうという狙いだったのだろうが、このシステムが全く機能しなかった。

それは主に攻撃ではなく、守備面。後ろに人数はいるのだが、中盤が中央に集まっているためにサイドを常に空けており、外に開かれるとすぐに後手に回った。自由にボールを回させて、下げられて、バズアンドゥガンが最終ラインに吸収されて中盤が空き、そしてさらに繋がれ、前線が孤立してカウンターの機会も訪れない状態に陥った。

ハーフタイムにはバズアンドゥガンをベンチに下げてスルタン・バヒトを投入し、中盤を2ボランチに戻す。前半致命的な穴になったサイドに人を配置し、守備を改善。サウジアラビアが引いてきたこともあって、前半のようにプレスにやられることもなく、互角以上の展開に持ち込んだ。

しかし、71分に途中出場のアル・ヤジディが1点を返すも、反撃の結果としてはこの一つだけ。立ち上がりの失敗が大きく響き、大量失点での敗北となった。

(筆:Qoly編集部 K)

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