2012年11月8日(木) - フジャイラ・スタジアム(フジャイラ)
Syria
1
0-1
1-1
2
Qatar
アル・マワス(PK)

68'

得点者
44'
49'
アハマド・アラーイルディン
アハマド・アラーイルディン

2連敗で敗退が決定していたカタールが、最後に意地を見せてシリア相手に勝利をあげた。同時刻に行われた試合は1-1で引き分け、オーストラリアが勝ち点を1伸ばし首位に浮上。決勝トーナメントにはオーストラリア、シリアが進出する。

大差で敗北しない限り2位以内がほぼ確定しているシリアは、いつものような激しい前線からのプレッシングは乏しく、ファイティングスピリットが抑えられた立ち上がりを見せていた。それでも高い技術を持つアル・マワスを中心に組み立て、ボールを支配する展開に持ち込んではいたが、スペースを潰すことに長けていない守備陣の弱さが明るみに出た。

そのため、カタールは押されつつも反撃すれば前線にボールを収めることが出来た。雑なパスが多くチャンスにはなかなか結びつかなかったものの、前半終了間際に結果を出した。

カウンターから鋭いドリブルを持つアル・ヤジディがボールを収め、守備を引きつけて左に展開。アブドゥルカリムがスペースに飛び出し、アル・ミダニを振り切ってクロスに持ち込んだ。ファーに抜けたボールをアハマド・アラーイルディンが合わせ、先制点を奪取した。

さらに後半開始から間もない49分に得点を追加。アル・ヤジディの右コーナーキックのこぼれ球を拾って再攻撃。左サイドをアブドゥラフマンが破ってクロスを入れ、アハマド・アラーイルディンが飛び込んでシュート。さらにリードを広げた。

シリアは後半開始と共にアル・タキ、アル・ミダニを下げてアル・アジャーン、ハフィアンの2枚を投入する積極的な采配を見せたものの、いきなりの失点で窮地に。さらに52分、61分と立て続けにイエローカードを受けたアル・フーリが退場となり、一人少ない状況に。

67分には、ショートコーナーからハフィアンのクロスがディフェンダーの手に当たる幸運なペナルティキックを獲得し1点差に詰め寄るも、これ以降攻撃は沈黙。チャンスは作っても分厚いカタールのブロックにはじき返され、追いつくことは出来なかった。

(筆:Qoly編集部 K)

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