2012年11月8日(木) - フジャイラ・スタジアム(フジャイラ)
Viet Nam
2
0-0
2-5
5
Jordan
グエン・シュアン・ナム
グエン・タィン・ヒェン(PK)



54'
85'



得点者
52'
64'
73'
87'
90+1'
アリ・フセイン
アル・バシュタウィ
サラー・イブラヒム
アリ・フセイン
アル・イサウィ

ヨルダンがベトナムに大量得点を奪って圧勝。裏の試合で北朝鮮が敗れたため順位が一つ上がり、グループ2位に滑り込んだ。決勝トーナメントにはウズベキスタン、ヨルダンが進出する。

このスコアにはなったが、前半はベトナムの方が試合を優位に進めていた。今大会初戦に4失点、前節5失点、今回も5失点ととんでもない崩壊ぶりではあるが、絶対的な個の能力の差でやられたもの。この試合の前半はそれがあまり出ない内容だったのだ。

というのは、おそらく「ベトナム組み易し」と考えたのだと思うのだが、ヨルダンが中盤を支配しに来たためだ。ボールを動かそうという選択が多く、いつもの個人で仕掛けに来る強引なプレーが少なかった。

かといってパス回しが上手いわけではない。むしろヨルダンの苦手分野である。その結果足元に繋いで、そのパスがずれ、連携に手間取り、ベトナムのサボらないプレスにやられていたのである。

しかし、得点経過を見て分かる通り、後半は全く違う展開となった。もちろん、単にヨルダンが個々のドリブルで強引に崩しに行き、縦にどんどんボールを送ってくるようになったためだ。

52分には左サイドに飛び出したアリ・フセインが、切り返しでケ・ゴク・ハイを振り切って角度のないところからシュートを決め、先制。すぐさま1点を返されたが、64分にも速攻から追加点。アリ・フセインが飛び出しから放ったループシュートを、アル・バシュタウィがゴールに押し込んで再びリード。

73分には途中出場のサラー・イブラヒムが中央を自らのドリブルで数人を抜いて突破、ループシュートを決めて3点目。ハンドでPKを与えて1点差に詰め寄られるも、87分には左サイドでボールを持ったアリ・フセインが自らドリブルで侵攻し、たどり着いたペナルティエリア右からゴールを決めて4点目。ロスタイムにはカウンターからアル・イサウィがトドメの5点目を決めた。

(筆:Qoly編集部 K)

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