Saudi Arabia
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0
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0-1
0-1 |
2
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Iraq
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得点者
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18' 72' |
サラム・シャケル オサマ・ハウサウィ(OG) |
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ジーコ前監督が突然の辞任を発表してから2ヶ月、イラクは西アジア選手権で準優勝に輝き、そして今回のガルフカップではサウジアラビアを破る会心の立ち上がりを見せた。苦しい時間が長く続いたが、ヌール・サブリの好セーブと身体を張った守りが功を奏した。
イラクはジーコ政権末期と比べても若返ったメンバーを選択。特に左サイドのフマム・タリク・ファラジは、つい先日のAFC U-19選手権に“チーム最年少で”参加した選手。要するにまだ彼は16才である。
意欲的なメンバーで臨んだイラクは、幸先良く序盤で先制点を奪取することに成功。18分、マフムードがポストプレーでファウルを受け、セットプレーを獲得。アハマド・ヤシンのフリーキックをサラム・シャケルが頭で合わせ、ゴールに決めた。
イラクは伝統的にリードするとすぐ引いてしまう癖がある為、この後は徐々に押し込まれる展開に。前半はサウジアラビアの攻撃がそれほど強烈ではなく一度大ピンチがあった程度に終わったが、後半は人数をかけてきた相手に相当苦しめられた。ヌール・サブリが当たっていなければ追いつかれていても全く不思議ではなかった。
しかし72分、再びセットプレーから得点を追加。右サイドでアハマド・ヤシンが途中出場のタイシル・アル・ジャサムに倒されてフリーキックを獲得。そして、アリ・アドナンのキックをオサマ・ハウサウィがクリアミスし、オウンゴールでリードを広げ、試合を決定づけた。
ライカールト率いるサウジアラビアは、中央を守備的なボランチ2名で固め、ボールを奪ったらすぐにウイングとサイドバックが縦に走るという戦術であった。
これは守備に関しては確実に機能していた。マフムード、アブドゥルザフラにはほとんど仕事をさせず、良い位置で奪ったら長いボールでカウンターを仕掛ける。
反面攻撃面ではあまり機能しなかった。前線に入った後にボールが上手く繋がらず、押し込むことがなかなか出来ないのである。0-0、あるいは先制していれば力を発揮したのだろうが、先に失点して相手に引かれてしまっては難しい。
後半、特にアル・ジャサム、アハマド・アテーフを入れて中盤を攻撃的にしてからは一方的にイラクを押し込むことが出来たが、ヌールの好セーブに阻まれ得点ならず。さらに軽率なファウルとミスで失点を重ねるというショックな敗れ方であった。
(筆:Qoly編集部 K)