FIFAの懲罰委員会は9日、2011年に韓国・Kリーグで発生した八百長問題に絡み、事件に加担した41選手を国外でも除名処分とすることを発表した。

「Kリーグ八百長事件」として知られるこの問題は、2010年から2011年にかけて賭博に関わる韓国の暴力団関係者が、引退したKリーグ選手などを通じて現役選手に接触し、試合結果を操作させていたもので、最終的には自殺者まで発生する大騒動へと発展した。

2011年5月に報道が広まり、事態を重く見たKFA(韓国サッカー協会)は八百長への関与が発覚した元韓国代表チェ・ソングク(元柏レイソル)ら41名を永久追放処分としていた。

一方、世界的には八百長に関わった選手を止める規定がなかたっため、チェ・ソングクは海外でのプレーを画策し、マケドニア1部のFKラボトニツキへの移籍を試みた。しかし昨年3月、FIFAは国際移籍証明書の発行拒否という形で対応し、今回、正式にKFAが定めた追放処分を全世界的に適用することとなった。

有罪を認めた21人は2~5年の保護観察と200~500時間の社会奉仕をクリアするとグラウンドへ復帰できる見込みで、その当該選手たちに対する緩和の決定権はKFAが有する。

2年間の保護観察処分を受け、奉仕活動命令を消化した選手7名(パク・チャンホン、アン・ヒョンシク、ヤン・スンフォン、オ・ジュヒョン、チョ・ヒョンイク、イ・セチ、チョン・ジェフン)、試合結果の捜査に関して無罪判決を受けた3名(イ・ジョンホ、ホン・ソンヨ、キム・ウンジン)については、既に6ヶ月の処分軽減が言い渡されており、来月プロサッカー界への復帰が予定されている。

(筆:Qoly編集部 K&H)

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