フランス1部リーグ1は第20節までを終え、大型補強を行ったパリ・サンジェルマンが勝ち点差2ポイントで首位リヨンを追う展開となっている。
そんななか、『Le Parisien』ではフェアプレーを対象とした順位づけを企画していたので、当サイトではそれを参考に実際の順位と比較してみることにした。イエローカードを1ポイント、レッドカートを3ポイントとして、合計ポイントを低い順に並べるとこうなるという。
No. | クラブ名 | ポイント | イエロー/枚 | レッド/枚 | 順位 (20節終了時) | ||||
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1 | サンテティエンヌ | 32 | 26 | 2 | 11位 (▼10) | ||||
2 | ヴァランシアンヌ | 37 | 31 | 2 | 10位 (▼8) | ||||
3 | リヨン | 37 | 28 | 3 | 1位 (△2) | ||||
4 | ソショー | 37 | 28 | 3 | 17位 (▼13) | ||||
5 | ニース | 38 | 35 | 1 | 5位 (-) | ||||
6 | マルセイユ | 38 | 29 | 3 | 3位 (△3) | ||||
7 | リール | 39 | 36 | 1 | 8位 (▼1) | ||||
8 | ロリアン | 40 | 22 | 6 | 7位 (△1) | ||||
9 | ボルドー | 41 | 35 | 2 | 4位 (△5) | ||||
10 | ブレスト | 42 | 36 | 2 | 14位 (▼4) | ||||
11 | レンヌ | 42 | 21 | 7 | 6位 (△5) | ||||
12 | トロワ | 43 | 28 | 5 | 19位 (▼7) | ||||
13 | スタッド・ランス | 44 | 35 | 3 | 16位 (▼3) | ||||
14 | エヴィアン | 45 | 39 | 2 | 18位 (▼4) | ||||
15 | トゥールーズ | 46 | 34 | 4 | 12位 (△3) | ||||
16 | ナンシー | 47 | 35 | 4 | 20位 (▼4) | ||||
17 | アジャクシオ | 49 | 40 | 3 | 15位 (△2) | ||||
18 | モンペリエ | 54 | 39 | 5 | 9位 (△9) | ||||
19 | PSG | 58 | 43 | 5 | 2位 (△17) | ||||
20 | バスティア | 68 | 53 | 5 | 13位 (△7) |
(※青字が最少、赤字が最多)
現在リーグ2位につけるPSGだが、フェアプレーの観点からみたデータではバスティアに次ぐワースト2だった。また、イエローカードの数でもバスティアに次いでリーグワースト2だったPSGは今季のリーグ戦でイエローカードがなかった試合は1つもない。
ただ、PSGのカードの多さについて、マルセイユやモナコでプレーした元フランス代表DFエリック・ディ・メコは問題ではないと語る。彼によれば、ヨーロッパのビッグクラブはどこも試合を固める?能力があり、PSGでは国外選手のキャラクターが影響したものだとして、悲観的には見ていない。
そのPSGで一番カードが多いのはマルコ・ヴェッラッティ(イエロー6枚)でそれに次ぐのがズラタン・イブラヒモヴィッチ(イエロー4枚とレッド1枚)だというが、もしティアゴ・モッタに負傷離脱がなければ、2人を上回っただろうともしている。
また、同紙ではPSGが神経過敏になっているのは明らかで、今季退場となった4人(ラベッシ、マテュイディ、イブラヒモヴィッチ、モッタ)はそれを避けることができたはずで、主審に対する抗議によって6枚もイエローカードを受けているとも指摘している。
フランス人の元レフリー、ブルーノ・デリアン氏も「PSGは自分たちのイメージについて注意を払わなければならない」と話し、イブラヒモヴィッチなどはリヨンDFデヤン・ロヴレンの顔を意図的に踏みつけたと疑われるようなシーンもあり、それによって彼自身がすっきりしたとしてもチームの評判はよくならないと述べ、ジェレミ・メネズを例にあげた。
昨シーズンからパリの一員になったフランス代表FWは抑制を身に付け、昨年の同時点では8枚だったイエローカードを2枚に減らしているという。
(筆:Qoly編集部 I)