Burkina Faso
|
1
|
0-0
0-0 ex. 1-0
|
0
|
Togo
|
---|
ピトロイパ |
105' |
得点者
|
---|
アウトサイダー同士の対戦は90分では決着が付かず、延長戦でブルキナファソが先制し準決勝進出を決めた。序盤はトーゴが力を発揮し、その後ブルキナファソが盛り返す展開であったが、運動量の低下から膠着。最終的にはセットプレーが勝負を分けた。
今大会のトーゴはかなりトレーニングされたチームで、序盤は精力的なサッカーを見せた。最終ラインを下げすぎず果敢にぶつかる守り、アデバヨルを起点として周りが素早く反応するカウンターで力を発揮。しかし、結局その良い時間の間に得点を奪えなかったトーゴは、運動量が徐々に低下。前半のうちに勢いは落ちてしまった。
そして攻勢に出たブルキナファソは、後半になるとポゼッションを高めてトーゴを押し下げてから攻めるという形を狙うようになり、敵陣でのプレー機会を増やす。アデバヨルを中心とした反撃には苦しめられてはいたが、連携に移行される場面は前半と比較すれば激減していた。
しかし、ブルキナファソもペースを握った時間帯には得点を奪うことができず。チャンスはあったがトーゴの体を張った守りの前に崩しきれない場面が目立ち、先制点を決められるまでには至らなかった。そして、こちらもトーゴから遅れて数十分、運動量は目に見えて低下していった。
この結果両チームとも動きが乏しくなり、そしてお互いにギャンブルを打てない状態で試合は膠着。0-0のまま90分が過ぎ、延長戦に入ってもなかなかパワーバランスに変化は生まれなかった。
だが延長前半終了直前にようやくスコアが動いた。右サイドからのコーナーキックをカボレが蹴り、ニアポストに飛び込んだピトロイパがヘディング。これがクロスバーに当たってゴールラインを割り、ブルキナファソが苦しい展開のなかで先制点を奪い、試合を決めた。
(筆:Qoly編集部 K)