「子供の頃に夢見た世界で生きていることを、幸せに感じている」

2月2日に行われたフランス・リーグアン第23節において、ボルドーはホームにヴァランシエンヌを迎えて2-0の勝利を収めることに成功した。

この試合で33分に先制ゴールを決めたダヴィド・ベリオンは、何と2009年12月のロリアン戦以来3年と3ヶ月振りのリーグ・アンでの得点。

かつてはマンチェスター・ユナイテッドでもプレーしたベテランストライカーは、数年間戦力外に近い扱いを受け、ユースの選手と共に練習する期間もあるなど、長い不遇の時を過ごした。

しかし今季、ヨーロッパリーグのマリティモ戦で決勝ゴールをあげる活躍を見せ、さらにヨアン・グフランの移籍でチャンスを得て、ついに結果に結びつけた。レキップ紙のインタビューに対して、彼は大きな喜びを表した。

(3年ぶりですね?) それはゴールを決めなかった期間だね。もう、ずっと連続して試合に出ることもできなかったからね。そんな状態で挫けなかったことへの、小さなご褒美みたいなものかな。

僕はいつも穏やかだったし、現実的だった。それが結果に繋がったんだ。とにかく挑戦ができることに幸せを感じている。なにせ、僕はまだペースを掴めてないからね。勝利できたことが最大の喜びだ。

(まさにストライカー、といった取り方でしたね?) そうそう、デリオ・オニス(70~80年代の名FW、現在はモナコに在住)が教えてくれたのさ(笑) ニースに貸し出されていた時にそういう話をしたんだ。このレベルの試合だとそういうことも大切だからね。

(なぜこの賞賛の日を迎えられたと?) 今日、サッカー界の動きはとても速い。僕は沢山の苦労を知っているから、ただ謙虚に自分の出番を待ったんだ。

プレーすることができなかった何人かの選手は反抗した。でも僕の考えは違った。

監督を常に尊重し、支えるように心がけた。ドレッシングルームの雰囲気を良くするように動いた。仕事を続けたかったし、まだシュートを打ちたかった。そしてなにより、子供の頃に夢見た世界で生きていることを、幸せに感じているからだ。その心を忘れないことが、僕のモチベーションになっている」





(筆:Qoly編集部 K)

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