イニエスタのほうが相応しかった?
先月発表された2012年度のFIFAバロンドールは、リオネル・メッシが同タイトルを4年連続で受賞(そのうち1タイトルはバロンドール)する形で幕を閉じたが、その結果にアルセーヌ・ヴェンゲルは異論を持っているようだ。63歳のフランス人指揮官は『arsenal.com』の中で持論を展開した。
「私が見た選手の中で、メッシはたしかにベストなプレーヤーであると思う。だが、今回の受賞は、あくまでも個人として成績を評価されたに過ぎないものであったように感じた。チームに何を残したかではなく、個々のパフォーマンスが重視されている結果なのだろう」
「彼はチャンピオンズリーグ、スペインの国内リーグ、代表戦で勝者になることができなかった。もちろん、年間91得点など、個々を評価すれば素晴らしいパフォーマンスであったことは事実だろうがね。しかし、私はコレクティブ(集団的)なスポーツを愛する人間だ。つまり、カシージャスやクリスティアーノ・ロナウドのようなプレーヤーに好印象を抱く。彼らのようにチームタイトル(リーガ制覇)を獲得した人間にね」
「また、万年2位か3位ではあるが、イニエスタのようなプレーヤーもより評価されるべきだと感じている。彼がスペイン代表としてユーロを制した男であることを忘れてはならないよ。少なくとも今年(2012年)のタイトルレースにおいては、彼が受賞してもおかしくなかったはずだ」
(筆:Qoly編集部 T)
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