「11名の給与を滞納している」
スペイン1部のセビージャFCで会長を務めているホセ・マリア・デル・ニド氏は、クラブの公式TVにおいて「11/12シーズンの給与に未払いの部分が残っている」と発表した。
「私は先週昨シーズンの給与をまだ支払っていない選手5名と会った。11/12シーズンの選手25名のうち、11名の給与を滞納している。年俸総額は4200万ユーロで、まだ8%に当たる325万ユーロが支払われていない。支払期限は5ヶ月後に迫っており、期限までに完済する予定だ。
とはいえ、スペインのスポーツ事業体の90%以上は、セビージャの財務状況が羨ましいと思っているだろう。
レアル・マドリーとの試合はもはやスポーツではない。彼らは今日マンチェスター・ユナイテッドと戦うが、訪れる客はファンの10%。それで既に我々の30000人を超える数だ。テレビも含めれば30万、160万と増えることが想像できる。
これで競争することが出来ると思うかね? 不公平な戦いだ。今度スペインサッカー連盟の会長選挙があるが、この問題を解決できる人に当選してもらいたい。
(スケジュールについて) 壊滅的な打撃を受けている。私はそれに抗議し続ける。月曜日に設定された試合では30%も客席が埋まらない。そんな不適当なスケジュールは、ファンの観戦習慣に悪影響を与えることを意味する。
そのデータはリーグに伝えている。しかし、何がそんな状況をもたらしているのか?
もちろんそれはテレビだ。彼らはテレビという悪魔に魂を売ったんだ。放映権が収入の70%を占めているのだから、こっちだって従うしかない。問題は、果たしてそれが公平なのかどうかということだ」