3月4日、中国サッカー協会は「元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカムが、中国超級リーグの大使に就任することが決定した」と発表した。

現在パリ・サンジェルマンに選手として所属しているベッカム。協会が当初要請していた、今月のリーグ開幕戦に合わせて中国を訪問してもらう計画は不可能となった。しかし、3月から11月の開催期間の間には3度ベッカムが訪中することになるとのこと。

「ベッカムが来ることは、中国の選手育成を促進させる。そして中国超級リーグの大使を務めてもらう。彼が到着することによって世界中から注目が集まり、さらに中国サッカーが国際的になるための良い方法となるだろう」

先日大規模な八百長事件が発覚し、元代表選手のみならず元サッカー協会会長までもが永久追放処分を受ける事態となった中国。ベッカムの招聘はリーグに染みついた腐敗のイメージを一新させる狙いがあるという。

しかし国内のメディアからはこの手法に対して批判も。人民日報はベッカムの招聘よりまず国内の整備が必要だと述べた。

「ベッカムのような国際的なスターを雇うことに莫大なお金をつぎ込んでいるが、サッカー協会はむしろ商品の品質を向上させる取り組みをするべきだ。本当に良好な環境と優秀なプロクラブがなければ、外国人が来てもすぐ離れるだけだ。ドログバやアネルカのようにね」

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