2013年3月13日(水) - 日立柏スタジアム(柏)
柏レイソル 3 - 1 セントラルコースト・マリナーズ
8' パトリック・ズワーンスワイク
レアンドロ・ドミンゲス 20'
狩野 67’
レアンドロ・ドミンゲス 88’
開幕戦で貴州人和を破った柏は2連勝を賭けてのホームゲーム。オーストラリア王者のセントラルコーストに先制を許すも、全体的には試合を通して優勢を保ち、逆転に成功。勝ち点3を奪った。
国内リーグを優先して若手中心のメンバーで臨んできたセントラルコーストは、守備をベースにした戦法で戦った。大柄な選手を4バックに並べ、グリフィスはレアンドロ・ドミンゲスを徹底してマーク。ボールを奪ったらデュークやボザニッチの斜めの動きを囮にペジェグリーノが前を向き、スルーパスでチャンスを作り、セットプレーから得点を狙う。
その点で言えば、8分にコーナーキックからズワーンスワイクのヘディングが決まり先制したところまでは、完璧な試合の進め方だったと言えるかもしれない。
しかしその後は柏の攻撃が実り始めた。序盤はマークされていたレアンドロ・ドミンゲスは、時間が進むごとにグリフィスを手玉に取るように動きボールを収めるようになり、右サイドからの攻撃が活性化。またペジェグリーノのプレーにも警戒感が強まり、激しく潰す場面が増加した。
20分には高い位置でボールを奪ってショートカウンターから同点に追いつく。クレオが縦パスを収めてポスト、大谷がダイレクトでスルーパスに持ち込み、右サイドから裏に飛び出したレアンドロ・ドミンゲスがゴールに決めた。
さらに後半は左の狩野が中に絞るポジションを取り、山中のオーバーラップを引き出すことで左サイドの攻撃にもリズムが生まれる。67分にはレアンドロ・ドミンゲスのアーリークロスから、その狩野がペナルティエリアに飛び込んで逆転。さらに88分にもクレオのポストから藤田のクロスを導き、レアンドロ・ドミンゲスが3点目を決めた。
試合終了間際には山中がデュークを倒してPKを与えてしまうも、菅野がマクグリンチーのど真ん中へのシュートを見事にセーブし、良い雰囲気を保ったまま試合を終えることに成功した。