AFP通信は、「インドネシアの両協会は、FIFAによって定められた期限までにリーグを統合することに合意した」と報じた。
インドネシアサッカー協会(PSSI)の会長を務めているジョハル・アリフィン・フシン氏は、ジャカルタで行われた会談の後に開かれた記者会見で「統合は2014年に始まる」と明かした。
「リーグの統合については、2014年からスタートする予定だ。FIFA、そしてAFCの代表団は、会議の決定に非常に満足していた。神の思し召しにより、インドネシアに対してFIFAが制裁を加えることはなくなったのだ。今、私たちが一つになり、対立はなくなり、我々はPSSIという一隻の船に乗る。これが矛盾の終わりとなることを望む」
また、対立しているインドネシア・サッカー・レスキュー連盟(KPSI)は解散し、その会長であるラ・ニャラ・マフムード・マタリティ氏は、PSSIの会長補佐に就任すると地元メディアは報じているという。
インドネシアでは現在2つのサッカー協会が設立されており、プロリーグや代表チームもそれとともに2つ存在する状態にある。FIFAは一国につき認可できる協会は一つと定めており、そのルールに違反している形態となっている。
FIFAは予てよりインドネシアに警告を送っており、昨年12月15日までに統合に合意するようにと期日を設定。それに向けて昨年6月にはマレーシアで会談が行われ、統合に向けた同意書に両者が署名をしたものの、最終的には合意に至らず。
それを受けて、FIFA会長を務めているゼップ・ブラッター氏は「クリスマスギフト」と称して期限を3月20日まで延長することを決定。それまでに合意が成されなければ、インドネシア代表チームの国際試合への出場資格を停止するほか、資金援助を凍結すると通告していた。
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