スペインのレアル・バジャドリーと言えば、2000年に城彰二が横浜F・マリノスから半年間レンタル移籍し、リーガ日本人初ゴールを決めるなど活躍したことで馴染みのあるクラブ。今季、ミロスラフ・ジュキッチ監督のもとで3シーズンぶりの1部復帰を果たすと、34節終了時点で13位。残留の目安である勝ち点40を獲得している。
そのバジャドリーは4日、アウェイで2位のレアル・マドリーと対戦。クリスティアーノ・ロナウドの2ゴールなど4失点をするも食らいつき、結局3-4の惜敗に終わったのだが、この試合で彼らは特製のユニフォームを使用した。
東京が招致を目指している2020年の夏季オリンピック。そのライバルとして、トルコのイスタンブールとともに立ちふさがるマドリードの五輪招致ロゴを、この試合限定の新ユニフォームに入れて臨んだのである。
本来それは対戦相手であるレアル側の役回りのように感じるが、実はバジャドリーもサッカー競技の会場として名を連ねており(詳細はコラム「Bid for 2020 -五輪候補3都市のサッカー会場比較」で)、クラブや自治体をあげてマドリードでの五輪開催を実現するため今回のユニフォームを用意したとのことだ。
3月末にはトルコでもサッカークラブが「イスタンブール2020」のロゴ入りユニフォームを着用。招致合戦が終盤を迎えた2020年夏季五輪の開催地は今年、9月7日にブエノスアイレスで行われるIOC総会で決定される。
【試合のハイライト】
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