1974年から監督キャリアをスタートさせ、1986年から率いたマンチェスター・ユナイテッドでは国内外の様々なタイトル獲得に成功するなど、泣く子も黙る世界的名将として知られるアレックス・ファーガソンがそのキャリアの幕引きを検討しているようだ。

71歳の老将は、これまでにも何度か引退説が浮上するたびにその噂を否定してきた経緯があるが、今回はイングランドのマスメディア、『Daily Telegraph』や『Guardian』、『The Times』などがその説を主張している。

『Daily Telegraph』の記者マーク・オグダンは「マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督の引退が今週末までに発表される可能性がありそうだ。クラブは正式発表をしていないが、選手たちに近い情報筋の話として、12日のスウォンジー・シティ戦の前に発表があるだろう」と綴り、『Guardian』のライター、ジェイミー・ジャクソンも同様の情報を配信した上で、「後任監督にはジョゼ・モウリーニョ、ユルゲン・クロップの名が挙がっている」と報道。

また、『The Times』は、他とは違う視点から引退説の根拠を掲げ、「ファーガソンは今夏に臀部の手術を受ける予定であり、健康面での問題が引退の引き金になっている」とまとめている。

無論、ファーガソンは対外的には引退の匂いは全く見せておらず、先日の記者会見でも「我々はさらに良くなるはずだ。20回目のリーグタイトル獲得は、さらなる成功が待つ10年の始まりに過ぎない。離れる計画は一切ない」と語るなど、来季以降も指揮を取り続ける意欲を表明。そのため「今回の引退報道もガセネタの一つ」とみる声もあるようだが、ことの行く末ははたして・・・。

なお、その後任候補には、上記の二人以外にも、同胞のデイヴィッド・モイーズ、かつての師弟関係である、オーレ・グンナー・スールシャール、ギャリー・ネヴィルなどの名前も浮上しているようだ。

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