11日、ウェンブリーでマンチェスター・シティ対ウィガンのFAカップ決勝戦が行われ、ウィガンが1-0で勝利して初優勝を飾った。

両チームにチャンスがあった試合はスコアレスのまま迎えた終盤、コーナーキックからウィガンMFベン・ワトソンが値千金のヘディングシュートを決めて、これが決勝点になった。

 

【マッチハイライト】

 

決勝進出自体が初めてだったウィガンに対し、シティは10度目の決勝戦。さらに、ウィガンはリーグでの対シティ戦過去7試合で1点も奪ったことがなく7戦全敗と、前評判では圧倒的にシティ有利だったが、それを見事に覆した。

この快挙にウィガンのマルティネス監督は「信じられない瞬間だよ。ハーフタイムには落ち込んでいたんだ。前半いいプレーをしていたのに、チャンスで決められなかったからね。(優勝する)好機をふいにしたという気持ちだった。でも、選手たちは決して気持ち的に打ちのめされることなく、進み続けた。ゴールが入った時、延長戦のことも考えていた。(チームの)パフォーマンスは素晴らしかった」と述べたそう。

そのマルティネス監督から「彼はイングランドフットボール界の本物のダイヤモンドだ」と讃えれたウィガンFWカラム・マクマナマンは「最高の気分だよ。僕らは優勝に値したし、今はこれを祝うためにでかけるよ。やったね!」とコメント。 22歳の若手FWは相手DFパブロ・サバレタを退場に追い込むなど、シティ守備陣に脅威を与え続ける活躍をみせ、この試合の「Man of the Match」に選ばれている。

『BBC』によれば、ウィガンの枠内シュートはワトソンの1本だけだったそう。また、ウィガンはFAカップを制した43番目のクラブで、ロベルト・マルティネス監督はFAカップ優勝を成し遂げた2人目のスペイン人監督だとか。さらに、1部所属のチームでFAカップを制したシーズンに降格も経験したクラブはないそう。

リーグでは18位と降格圏に位置するウィガンだが、これで残り2節での残留争いにも弾みとなるはず。

一方、シティのマンチーニ監督は「いい試合だった。彼ら(ウィガン)は最後に得点をあげ、我々にとってそれは非常に厳しかった。我々はあまりうまくプレーできず、それがなぜなのか私には分からない。 我々にも(優勝の)可能性はあった、2,3度は決定的なチャンスがあったからね。だが、結局我々はいつものようなプレーができなかった。 (今季で退団するという噂について?)それはくだらない推測だ。私は来シーズンもここにいるだろう。我々のファンに対して非常に申し訳ない」と述べたそう。

また、これまでFAカップで起用してきたGKコステル・パンティリモンを決勝戦で外したことについては、「この試合のために彼が必要だったので、ジョー・ハートをプレーさせることに決めた。 我々はパンティリモンがいいキーパーだということを分かっているが、決勝のために変えた。彼は失望するだろう」と話した。

なお、シティはFAカップ過去18試合で必ず1点以上は記録していたが、それも途切れる結果となった。

【マッチハイライト(長め)】

 

 

 

 

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