① 日本代表の場合

「勤勉な国民性」と言われるように、必死で相手のために尽くして頑張ろうとします。しかしペース配分が上手くないことから、90分間それを持続することが出来ないという弱点が。イタリア戦やブラジル戦でも解るように、相手がペースを上げてくる瞬間に「頑張る」余力が残っていなかったり、そもそも油断していて止まってしまったりします。つまり、恋愛で当てはめると今はやりの「草食系男子」。攻守にガツガツ試合を進める「肉食系女子」ブラジルよりも、ある程度ペースを落としてくれる「小悪魔系女子」イタリアや、おっとりとした試合運びで何気なく主導権を握る「お姉さん系女子」スペインの方がまだ得意ですが、そういう女子との恋愛になると油断してしまったところに付け込まれることも多くあります。結果として「恋のインテンシティ―」面では40点。いっぱい走る(頑張る)のも大事ですが、ずっと頑張ってれば、それだけで相手が振り向いくれるとも限らないのが恋愛です。大事な場面を見極める目やしたたかさを持ちましょう。

② ブラジル代表の場合

サッカー王国からやって来た情熱的な「肉食系女子」。攻守にスピード感があり、「インテンシティー」という言葉が似合うチームに仕上がっていた印象です。序盤はその圧倒的な勢いを生かしながら中盤で激しくボールを奪い、先制したら上手くボールを回す時間を作りながら上手く相手の攻撃を封じます。出会って最初のデートでガンガンアピールし、その後はガツガツしているように見えて上手く省エネしながら恋愛を進めていきます。こういうタイプに草食系男子が当たると、いきなりのアタックにビックリしている間に相手のペースに。そのまま上手く恋愛を進められてしまいます。ただ「アピール」するだけではなくアピールするタイミングを常に気にかけている頭の良さもありますね。「恋のインテンシティー」面では90点。そのまま母国で開催されるW杯でも相手をメロメロに出来るでしょうか?

③ イタリア代表の場合

駆け引き上手でゆったりしている「小悪魔系女子」。彼女の場合、まずは沢山餌を撒くことから始めます。「浴衣買ったんだ」などと言ってきて上手く油断を誘い、「じゃあ花火大会とかどう?」と男子の言葉を上手く引き出すようにゲームを進行させていくのです。明らかに相手が「頑張る」タイミングで「頑張る」のではなく、ゆったりとボールを回しながら、相手が少しペースを緩めた瞬間に一気にゴールを狙ってくるような試合運びを得意とします。ここでは何もないだろ?という場面で突然手を繋いで来たりするので、恋愛経験が少ない日本代表には厄介な相手となりました。ただ、激しいアピールをしてくる訳ではないことから、日本にも口説くチャンスがあったのは良いポイントであった面も。攻撃でも守備でも普段は掴みどころがないのに、突如として牙を剥くような恋の難しさを感じさせてくれるチームです。「恋のインテンシティー」面では70点。どちらかというと省エネが上手いタイプなので。しかし、恐らく大事な場面で本気を出した際の「勝負強さ」では世界でも屈指でしょう。

④ スペイン代表の場合

おっとりとしたペースで自然に試合の主導権を握る「お姉さん系女子」。誰もが知っているように、そのパス回しによって常に自分たちがボールを持っているような試合を好みます。ゆったりと主導権を握りながらじわじわとアピールをしてきますが、最も恐ろしいのは主導権を奪われた時。男子がチャンスで甘い言葉を言おうとしても、瞬間的なお色気アピールや可愛い仕草などで封じられてしまいます。ポゼッションを高め、自分たちが基本的に主導権を握る時間を増やすことによって「インテンシティー」を発揮する部分を「ボールを奪われた際」に限定していくことを目指すチームでもあると言えるでしょう。「恋のインテンシティ―」面では60点。特に今回のコンフェデレーションズカップでは暑さや湿気もあってか、「主導権を奪い返す」面に弱さが見えてしまいました。じわじわ相手をいたぶるようなドSなお姉さんではありますが、主導権を取られると慣れていないことから一気に脆さを見せたりもするタイプです。