アフラム紙は「エジプトサッカー協会は、プレミアリーグの開幕を11月23日に設定したと発表した」と報じた。

先日発生した軍による事実上のクーデターによってムハンマド・ムルシ前大統領が追放されたエジプト。現在治安の悪化が激しく、CAFチャンピオンズリーグの試合も首都カイロで開催することが出来ていない状況にある。

だが、エジプトサッカー協会は11月23日にプレミアリーグと二部リーグを、そして10月17日にエジプトカップを開幕することを決定。来年五月にシーズンを終了する予定であると発表。すでに治安当局との調整も終わっていると話している。

とはいえ、エジプトは昨年70名を超える死者を出した観客暴動事件が発生して以来セキュリティ面でのトラブルが相次いでいる。首謀者の裁判が終了しない間にリーグを再開しようとしたエジプトサッカー協会の本部は数度の襲撃を受けた後に放火され全焼。再開したリーグは無観客で行われてきたが、終盤戦ではアル・アハリとザマレクのサポーターがスタジアムに侵入。さらにクーデターの発生によって再び中断、中止に追い込まれた。

現在も治安状況は改善されておらず、今シーズンも開幕に向けては警備の面での課題が多く噴出ことが予想され、さらなる延期がある可能性は高い。

 

アフラム

ハッサン・ファリド エジプトサッカー協会副会長

「発表した全ての日付は最終的な決定であり、治安当局とスポーツ大臣タヒル・アブ・ザイードとの調整はすでに行っている。全てはサッカー活動を継続していくためだ。

詳しい日付については、全てのクラブに公式に通知される予定だ」

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