9月16日、エジプトの首都カイロで2014年ワールドカップ・アフリカ3次予選の組み合わせ抽選会が開かれた。
2次予選を勝ち抜いた10チーム(エチオピア、チュニジア、コートジボワール、ガーナ、ブルキナファソ、ナイジェリア、エジプト、アルジェリア、カメルーン、セネガル)が抽選で決まった相手とホーム&アウェイを戦い、勝利した5チームが本大会出場の権利を得る。
抽選の結果、対戦カードは以下の通りとなった。第1戦は10月11~15日、第2戦は11月15~19日の間に開催される予定となっている。
ブルキナファソ対アルジェリア
ガーナ対エジプト
チュニジア対カメルーン
エチオピア対ナイジェリア
セネガル対コートジボワール
なお、エジプトとアルジェリアは2010年ワールドカップ予選での試合において大きな騒動が発生している。それ以来両国の間では緊張関係が続いているため、トラブルを避けるために分割されて抽選された。
最も運に恵まれたのはナイジェリアであると言える。初出場を狙うエチオピアはアフリカ随一のパスサッカーを標榜する好チームであるが、実力的には1、2歩劣ることは間違いない。普通に戦えばワールドカップ本大会への出場を勝ち取ることが出来るだろう。
逆にビッグマッチとなったのは一番下、セネガルとコートジボワールの対戦だ。
両チームの格の高さという点のみならず、両国は今年1月に行われたアフリカネイションズカップの最終予選で対戦しており、セネガル側の観客が暴動を起こしたことで没収試合となるという遺恨を残している。
またも同じようなシチュエーションでの対戦とあって、良い意味でも悪い意味でも鬼気迫るような試合となりそうだ。