10月8日、BBCスポーツは「ウェールズ代表FWクレイグ・ベラミーが、国際試合からの引退を表明した」と報じた。
クレイグ・ベラミーは1979年生まれの34歳。2001年から所属したニューカッスル・ユナイテッドでアラン・シアラーとコンビを組んで活躍し、名をあげた。その後もブラックバーンやリヴァプール、ウェストハム、マンチェスター・シティなどのクラブでプレー。現在は故郷のカーディフ・シティに所属している。
快速を武器とした豪快なプレー以外にも、イングランドサッカー界有数の悪童としても知られており、ピッチ内外問わず多くの問題を起こしてきたことでも有名。しかし、近年はベテランとなって素行も落ち着き、安定した選手となっていた。
ベラミーは来週行われるベルギーとのワールドカップ・ヨーロッパ予選を最後に、代表チームから離れることになる。
BBC
クレイグ・ベラミー
「サッカー選手は、現れて、そして去って行くもの。オレのキャリアは明らかに去る時期に来ている。
オレはウェールズ代表のために最良の決断をしなければいけない。このグループには未来ある選手がいるんだ。次の予選、2年後の大会、オレはそこにいるつもりはないよ。
全ての試合に感謝したい。オレは幸運だった。祖国のために十分にプレーできた。
もちろん本気で言ってるよ。どんなスポーツであろうが、どんなレベルであろうが、祖国のためにプレーできることは名誉なんだ。70試合と少しだ。最高だろ?
残念な日もあった。最低の時もあった。2度とプレーしたくないと思うような敗北もあった。でも、それから離れるのはとても難しいんだ」