世界的に2014年W杯予選が大詰めを迎える中、北中米・カリブ海予選でも劇的すぎるドラマが起きた。

この日最終予選の最終節を迎えた同予選では、メキシコがアウェイでコスタリカに敗れ、自力での4位以内(プレーオフ出場権以上)が消滅。また、パナマシティで行われたパナマ対アメリカの試合でも、パナマがアメリカに2-1と勝利しており、アメリカがパナマに逆転勝利を収めない限り、メキシコの予選敗退が決定してしまうという、まさに絶体絶命と呼ぶに相応しい状態であった。

メキシコの試合と同時刻にキックオフされたパナマ対アメリカ。メキシコの試合に終了のホイッスルが鳴り響く頃、パナマ対アメリカでは後半ロスタイムに差し掛かろうとしていた。あとは信じるしかできないメキシコ代表―。

そして運命の92分、奇跡が訪れる。

なんと、2-1で終了するかと思われた後半ロスタイムの92分と93分、アメリカが立て続けに2得点を決め、大逆転劇で試合終了!これにより、メキシコは辛うじて大陸間プレーオフへと回ることになり、まさに“九死に一生”を得たメキシコなのであった。

一方、あと一歩のところで夢の舞台への出場権を失ったパナマ。試合後、アメリカの選手たちに励まされるシーンもあった。

悔しさや悲しさ、そして怒りを顕にしながらロッカールームに戻って行く姿がカメラにはおさめられた。

北中米・カリブ海地域に与えられたW杯出場枠は3.5。今回の最終節をふまえ、アメリカ、コスタリカ、ホンジュラスが本大会へのストレートインを決め、メキシコがプレーオフに回る結果となった。

来月13日(14日)と20日、メキシコは最後の椅子をかけ、ニュージーランドとの大陸間プレーオフに挑む。

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