11月13日、アフラム紙は「ガーナ代表MFのマイケル・エシエンは、ワールドカップ予選でエジプトを訪れることを恐れている」と報じた。
先日行われたワールドカップ・アフリカ3次予選ファーストレグでエジプトと対戦し、6-1という結果で大勝を収めたガーナ代表。すでに本大会出場は半分決まっている状況であるが、問題はエジプトホームで行われるセカンドレグ。
「アラブの春」に起因する情勢不安が長く続いているエジプトでは、毎日のように暴動や衝突が発生しており、ガーナサッカー協会は「別の地で開催できないか」とFIFAに訴えていた。
しかし、FIFAは安全を保障するとしてエジプトの首都カイロでの開催を決定。当初の予定通り、19日にエジプト空軍スタジアムで試合が行われることになった。
マイケル・エシエンは地元ラジオのアセンパFMのインタビューに対してこのように話し、エジプトに行くことについては恐れがあると明かした。
アフラム
マイケル・エシエン
「自分の怪我は過去のことと割り切りたい。前を向き、将来の道について考えたいんだ。状態は良いし、ブラックスターズ(ガーナ代表の愛称)をより高みにのぼらせるための助けとなりたい。代表チームにいられることはとても気分がいいよ。
ラインナップに戻るためには、一生懸命に努力する必要があると分かっていた。しかし、それは完全にこなしたと思う。
僕はクウェシ・アッピアー監督に頼んだんだ、エジプト戦ではスタメンで使ってくれないかと。彼は僕が先発で行ける準備ができていると判断して、そして起用してくれた。
ファーストレグでのエジプトについては尊重する。彼らが良かったからこそ、我々はそれよりも高いパフォーマンスを出せた。そしてその結果、6-1というスコアになったんだ。
エジプト代表と戦うことについては何の恐れもないよ。ただ、今も戦いが続いているエジプトの情勢については、脅えもある。
とはいえ、我々はそこに行ってプレーしてくれと頼まれているのだから、したがってそうするしかないし、何もできやしないよ」