12月20日、フォックススポーツは「メルボルン・ヴィクトリーは、東京ヴェルディ1969に所属している元日本代表FW高原直泰選手の獲得に近づいている」と報じた。
高原選手については、今月11日にサンデー・モーニング・ヘラルド紙が「オーストラリアへの移籍を希望している」と伝えており、エージェントのルー・スティッカ氏がセントラルコースト・マリナーズやメルボルン・ヴィクトリーに売り込みをかけていると報じられていた。
メルボルン・ヴィクトリーは、現在オーストラリア代表を率いているアンジュ・ポスデコグルー監督が先日まで率いていたクラブ。元オーストラリア代表DFのケヴィン・マスカットがその後を引き継ぎ、現在指揮を執っている。国内最高レベルの集客力を持ったビッグクラブであり、Aリーグでこれまで2度の優勝を達成、AFCチャンピオンズリーグにも3度出場している。
彼らのインターナショナル・マーキー・プレイヤー(サラリーキャップ制度による給与総額上限に含まれない外国籍選手。各チームが一人ずつ獲得できる)はチリ代表DFパブロ・コントレラスで埋まっている。
しかし、11日のヘラルド紙の記事に書かれたスティッカ代理人のコメントによれば、高原選手は高額の給与を求めていないとのことで、通常のサラリーキャップ制に準じた条件に合意しているという。
サンデー・モーニング・ヘラルド
ルー・スティッカ 代理人(12/11のコメント)
「ナオヒロはお金のために動いてはいない。多くの場所でキャリアを積み重ねてきた今、新たな経験を求めている。
彼に興味があるチームは、サラリーキャップの範囲の中ですぐに受け入れることが可能だ。これはかなり稀なケースだよ。求めれば、もっといい条件を勝ち取ることが出来る質の選手だからね」