アーセナルとトッテナムがマンチェスター・シティのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FW、エディン・ジェコの獲得を目指していると報じられている。『Sports Direct News』によれば、両クラブは1月の移籍マーケットでジェコを獲得したいと考えているようだ。
2011年の1月にヴォルフスブルクから2700万ポンドの移籍金でシティに加入したジェコ。ブンデスリーガ得点王という事で大きな期待を集めての移籍だったが、シティ加入当初からレギュラーの座を掴む事に苦戦し続けており、今季はセルヒオ・アグエロとアルバロ・ネグレドの後塵を拝している格好だ。
アーセナルはこれまでにも何度かジェコへの興味を示してきた。アーセナルを率いるアルセーヌ・ヴェンゲル監督はボスニア代表のジェコを非常に気に入っており、好調のオリヴィエ・ジルーの他に頼れるFWとして獲得を目指しているとのこと。今季はひさびさにプレミアリーグ制覇を狙えるともいわれているだけに、ジルーとポジションを争う選手として期待しているようだ。
また、トッテナムもこれまでに何度となくジェコ獲得の噂が報じられてきたクラブだ。トッテナムは近年頼れるストライカーを求めてきた。今季はバレンシアからスペイン代表FW、ロベルト・ソルダードを、ローマからアルゼンチン代表のエリック・ラメラを獲得したが決定力は改善されずにいる。シーズン開幕当初から波に乗れず、指揮官のアンドレ・ヴィラス=ボアスが解任されてしまったが、以前としてジェコはターゲットの1人の模様。
イングランドのクラブ以外ではバレンシアも興味を持っているようだ。シンガポールの資産家、ピーター・リム氏がクラブの経営権を獲得するという噂があり、その行く末次第という所のようだ。