レアル・ソシエダでデビューした当時は『黄金の子』とも呼ばれた元スペインU-21代表の左サイドバック、ハビエル・ガリード(現在28歳)。

積極果敢なオーバーラップと左足から繰り出す正確なクロスボールが売りではあるが、攻守ともに判断力に欠けるきらいがあり、スペースをぽっかり空けてカウンターの餌食になる機会も少なくない選手である。 2007年~2010年まで在籍したマンチェスター・シティでも守備面での不安を露呈、サイドバックは不適格とばかりに中盤のサイドで使われたりもした。(2010年にラツィオへ移籍。その後、ローンを経て現在はノリッジでプレーしている)

そんなガリードがかつて経験した悪夢のような試合から(基本的ではあるが)サイドバックとしての守備を考える動画を紹介。

時は少し遡って2007年の10月27日、スタンフォード・ブリッジでのチェルシー対シティ戦。 この当時のチェルシーは電撃解任されたモウリーニョに代わりアヴラム・グラントが指揮を執っていた。 一方のシティはシャイフ・マンスールがやってくる前、タクシン・チナワットがオーナーを務めていた時代でまだ中位を彷徨っていた頃である。(当時の監督はスヴェン=ゴラン・エリクソン)

結果から先に言ってしまうが、チェルシーが大量6点を奪っての大勝。 エリクソンが「人生において0-6で負けるなんてこれが初めてだ。我々は守り方を忘れてしまった。非常に悪い守りだった」とうなだれるしかないほど完膚なきまでに叩きのめされた試合だった。 そして、文字通り”餌食”になったのがガリードだった。

 

失点直前のシーンだけでは分からない部分も当然あり、また失点の全責任がサイドバックだけにあるわけでもないだろう。 さらに点差がついてからは明らかにガリード自身の士気も低下してたこともあるが、サイドバックが担う守備面の役割の一旦を知ることができる映像ではないだろうか。(チェルシーの攻撃力もすごいが)

ちなみに、この日の両チームのスタメンはこんな感じだった。(並びは不明)
・チェルシー
GK:チェフ
DF:ベレッチ、リカルド・カルヴァーリョ、アレックス、パウロ・フェレイラ
MF:ジョー・コール、エシエン、ランパード、ジョン・オビ・ミケル
FW:サロモン・カルー、ドログバ

・シティ
GK:ジョー・ハート
DF:チョルルカ、ダン、マイカー・リチャーズ、ガリード
MF:アイルランド、ハマン、マイケル・ジョンソン、マルティン・ペトロフ、エラーノ
FW:サマラス