バレンシアからミランにレンタル移籍中のセンターバック、アディル・ラミを巡って、ミランが契約をためらい続ければマンチェスター・ユナイテッドに奪われてしまうのではないかと疑われている。
同選手は今年1月からミランでセリエA13試合に出場し(※19日に行われたリヴォルノ戦で14試合目の出場)、DFながら3ゴールをマーク。チームの守備陣の中でも大きな存在となってきている。ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは700万ユーロ(およそ10億円)での完全移籍という選択肢も視野に入れているが、ディスカウントをしていると明かした。
『Daily Mail』やスペインの『AS』によると、バレンシアはこのミランの交渉に納得していないようで、もっと高値をつけるクラブを探しているという。
ユナイテッドは来季からミランのライバル、インテルへ移籍することが既に決まっているネマニャ・ヴィディッチの穴埋めのため、ラミに1000~1200万ポンド(およそ17~20億円)のオファーを出す準備ができているようだ。また、『France Football』によると、マルセイユも28歳のフランス人DFへ興味を示しているという。
こうした状況のなか、当のミランはウディネーゼのフランス人センターバック、トマ・ウルトーをラミの後釜に据えることも検討している模様である。