北部などはアマゾン沿岸にトップリーグに在籍するクラブがないだけにやや人材難ともいえる一方で、サンパウロやリオデジャネイロといった都市がある南東部はほぼセレソンそのままの面子が揃うなど豪華な布陣。

ただ、FW3人・MF3人・DF4人という人選のため、ベスト11から漏れている有力選手も少なくない。

例えば、セレソンでもレギュラークラスのパウリーニョ（トッテナムMF）やラミレス（チェルシーMF）らも抜けているが、パウリーニョはサンパウロ、ラミレスはバラ・ド・ピアイ出身でともに南東部。

その他ではロンドリナ出身のバイエルンDFラフィーニャとジャルジン・アレーグレ出身のサントスFWレアンドロ・ダミアォンは南部出身になるが、それ以外の面子を見ても南東部は圧倒的。

PSGの3人（DFマクスウェル、DFマルキーニョス、MFルーカス・モウラ）、ボタフォゴGKジェフェルソン、シャフタールMFベルナル、アトレチコ・ミネイロFWジョー、ミランFWロビーニョなども全員南東部出身に該当するのだ。 煌めくような逸材が次から次へと生まれる人材の宝庫ブラジルだが、サンパウロやリオが位置する南東部が突出していることが窺える。

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