ホーム最終戦、ふがいない試合を何度このピッチで見せたことだろう。

昨シーズンまでの甘い記憶とは打って変わって現実を直視できないものもいたかもしれない。しかし苦楽を共にしてこそサポートだ。苦しい時こそ声を上げるのだ。

先に触れておくがネマニャ・ヴィディッチには感謝してもしきれない程の貢献と美しい記憶で溢れている。もちろん同じ相手に何度もやられ、何度も赤い紙を提示されたかも忘れた訳ではない。しかしそんなことは微々たるものなのだ。彼の貢献度を考えれば本当に微々たるものなのだ。ドログバとのマッチアップは近年のプレミアでは最高のマッチアップだったと思っている。別途コラムにすることがあるかもしれないが、今一度、ヴィディッチがユナイテッドに来てくれてよかったと心から思っている。

さて、前置きはこのくらいにして試合について。ホーム最終戦、相変わらずルーニーはダメそうで、どうするのかと思っていたらなんと若手2人を大抜擢。しかもギグスはジャージでベンチに腰を掛けている。これで盛り上がらないわけがない。

スコアほど試合がスムーズ進んだわけではないが、「何か」を見せ、見えた。それは試合後のギグスのスピーチからも伝わってきたのは私だけだろうか。