5月9日、『AFP』は「モナコの監督を務めているクラウディオ・ラニエリ氏は、他のチームが大きな投資をしない限り、パリ・サンジェルマンは今後10年で8回優勝するだろうと話した」と報じた。
なお、今季リーグ・アンを制したパリ・サンジェルマンは、UEFAが設定しているファイナンシャル・フェアプレー制度(FFP)に違反していることが明らかになっており、来季は罰金及びCLの登録人数制限、年俸総額制限などが課せられる予定となっている。
『AFP』
クラウディオ・ラニエリ モナコ監督
「もしどこかのクラブが多くのお金を投資することがなければ、パリ・サンジェルマンは今後の10年間で8回タイトルを勝ち取れるだろう。
たとえば、モナコには可能性がある。しかし、それはファイナンシャル・フェアプレー制度と、その哲学に依存することだ。
UEFAは、パリ・サンジェルマンがフェアプレーを守らずに勝利したと言った。だから、モナコはフェアプレーで勝った。
ルールというものがある。だから我々は『仮想チャンピオン』だ。まあ、我々はどちらのルールの中にいるのかは分からないがね。
真剣に言えば、私は、財務能力があり、金銭を使える力を持った人間は、誰でもそうする権利を持っていると思う。
(ラニエリ監督自身の将来について?)
私はただ今季最後の試合に集中している。選手たちも新聞を読むのだ。何であろうが、公式になれば分かること。フロントとの最終的な会談は、来週、あるいはその次の週になるだろうね。
(2位となったが、今シーズンは?)
私のキャリアの中では、平均よりも良いシーズンだったんじゃないかな。イタリアのセリエB、Cで優勝して。ユヴェントスでは2位と3位。ローマとチェルシーで2位だ。最も素晴らしいシーズンだったのは02-03のチェルシーだ。補強無しでチャンピオンズリーグの資格を得た。
チャンピオンズリーグに出場できていたから、ロマン・アヴラモヴィッチがクラブを買った。彼が来ていなければ、クラブのお金は失われ、死んでいた。
次の年は、7月と8月にチームを構築できた。しかし、我々はプレミアリーグで2位に終わり、チャンピオンズリーグでは準決勝でモナコに敗れてしまった。
この2シーズンのモナコも非常に素晴らしいチームだよ」