5月29日、オーストラリア・Aリーグのウエスタンシドニー・ワンダラーズは「クラブライセンスの売却交渉が合意に達し、契約書にサインされた」と発表した。

一昨年創設され、今夏まで小野伸二選手が所属していたことで知られているウェスタンシドニー・ワンダラーズ。有名な話ではあるが、創設からはずっとオーストラリアサッカー連盟がオーナーを務めてきた。

昨年末からオーストラリアサッカー連盟は民間にクラブライセンスを売却する方針を明らかにし、様々な交渉を進めてきた。そして29日にそれが合意に達し、新オーナーの就任が決定した。

ライセンスの買収額はおよそ1000万~1200万ドルの間であると報じられており、この売却によるサッカー連盟の収入はAリーグの他の9クラブに分配される事となる。

なお、新たにウェスタンシドニー・ワンダラーズの経営を行う所有者は、シドニーで食肉加工業を営んでいるプリモ・グループのCEOポール・レデラー氏、セイバースポーツのディレクターを務めている実業家ジェファーソン・チェン氏、建設会社パーテック社長のグレン・ダンカン氏、アパレル業Topshop-Topmanのオーストラリア支店のデイヴィッド・スレイド氏を中心としたグループとなる。

【Qolyインタビュー】J2ジェフユナイテッド千葉DF岡庭愁人が母校の先輩からもらった言葉…未知のコンバートを乗り越え「熱くて、強い選手になる」